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福島原発事故 海外での報道 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2011-04-15 I giapponesi riscoprono il nucleare ”cattivo”

<悪玉>原子力を再発見  原子力を飼いならしたという幻想の終焉

http://ricerca.repubblica.it/repubblica/archivio/repubblica/2011/03/13/giapponesi-riscoprono-il-nucleare.html

La Reppublica 13 marzo 2011

レップブリカ(イタリア)2011年4月13日

Renata Pisu

レナータ・ピス


f:id:kentao:20110413150151j:image:left

かつて日本人は自信に満ちていた。凶暴な原子力を飼いならし、無害にできるのは自分たちだけだと確信していたからだ。


日本人は、ヒロシマとナガサキへの原爆投下によって悲劇的な「核戦争後」を経験し、放射線のいまだ知られざる効果によって傷を負い、汚染され、その被爆が世代を超えて受け継がれることで覚醒した、唯一の国民だった。だからこそ、おそらくは慢心からくる過大なオプティミズムも手伝って、日本人エネルギー問題を永遠に解決するために、地震のたえない自分たちの国土に、数多くの原子力発電所建設してきたのだ。そこには原子力の利用における過剰な大胆さと過剰な信頼があったばかりでなく、水素爆弾[原文ママ]によって被った大量殺戮をのりこえようとする誇り高い試みがあった。この凶暴な原子力を飼いならすことは、一種の失地回復と考えられてきたのである。しかし、その凶暴なものは彼らに刃向ってきた。しかも、かつてなく残酷に。


日本人原子力エネルギーに対する態度を私に説明してくれたのは、埼玉大学の遺伝学研究室の長だった科学者市川定夫であった。彼は原子爆弾が炸裂する2年前に生まれ、その後、原子力エネルギー平和利用のもっとも熱心な支持者の一人となった。「私たちはみな、日本は原子力エネルギーによって苦しめられた世界で唯一の国だからこそ、これを最初平和的な目的のために用いなければならないと信じていました。当時のデモでは、『核兵器はもうたくさんだ。エネルギーのために使おう!』といったスローガンが掲げられたのです。こうして日本では、人々の頭に、原子力エネルギー推進は平和主義であるという観念が植えつけられました。欧米では、人々は、原子力エネルギー軍事利用と民生利用の間に関係があることを知っています。しかし日本では、両者が結びつけられうるという事実、両者が実際に結びついているという事実意識されることはありませんでした。私自身もこのことにまったく疑問を持たず、放射線が小麦の穂に与える影響の研究を始め、これを自分の使命と感じていました。原子力は、奇跡を起こすはずのものだったのです。」


しかし、奇跡は起こらなかった。ある小さな花のおかげで、市川は断固たる反原発論者、すなわち「緑」[政治エコロジスト]になった。その花、ツユクサは放射線を浴び続けた結果、その色を青からピンクに変えていたのである。日本で稼働している55基のうち11原発の近くで、市川は5年間にわたってこの花の種をまき、学生主婦年金生活者たちと一緒に観察した。その結果、すべての花がピンク色になったのだ。この小さな生ける放射線測定機は、目に見えない脅威をはっきりと示していた。「この花は突然変異体でした。こうして私は、原子力エネルギーには平和利用など存在せず、どんなふうに利用しようが危険だということを理解したのです。私たちはみな、変異体になりたいとでもいうのでしょうか。ひょっとすると私たちは、もうそうなっているかもしれないのですよ」。ツユクサの実験によって示されたこのような市川教授の考えは、原子力が一つの産業となり、システム重要な一部となり、保守的勢力となり、そしてとりわけ巨大なビジネスとなった国においては、耳を傾けてもらえなかったばかりか、嘲笑されさえした。


日本での原子力事故の数々についてはあまり語られることがないけれど、実際上省庁並みの権力を持つ原子力安全・保安院も、日本で「原発ジプシー」と呼ばれている労働者に関する重大なスキャンダルを隠しおおせてはいない。この原子炉内部の清掃に従事する約2万人の人々は、下請け会社によって最長3ヶ月までの定期雇用を受けるが、さらにその会社が他の会社に業務を下請けさせるといったことを繰り返し、最後にはその追跡が不可能となるのである。すべての労働者が、放射線被ばくをコントロールするための認識票をもっているが、被ばく限度時間を超えた労働者が他の原発に「貸し出され」、新たな認識票を与えられることもある。誰もコントロールせず、労働者名前を変えさえすれば足りるのであり、放射線に過度に被ばくしたために癌にかかったとしても、誰も責任を負わない。電力会社原子力安全・保安院に対し、こうした人々については何も知らないと答えているのである(彼らは、これまで何度も同様の回答をしている)。


福島原発事故が起こった〕現在原子力は再び悲劇としてうけとられている。日本人は軍用の放射線に襲われた「ヒバクシャ」とその子孫、つまり<悪玉>の原子力によって攻撃された人々と、平和な時代に原発という<善玉>の原子力によって攻撃された人々の間には、なんの[本質的な]違いもないということに気づくことになるだろう。今回、キノコ雲は見えなかった。そのかわりに見えたのは津波であった。


(trad. TM)


参考:

市川定夫さん講演「放射性廃棄物『スソ切り』の本質問題点

http://www2.gol.com/users/amsmith/koen.html

よくわかる原子力原発で働く人々」

http://www.nuketext.org/roudousha.html

「日本の原発奴隷

http://www.jca.apc.org/mihama/rosai/elmundo030608.htm

原水爆禁止日本協議会 Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E6%B0%B4%E7%88%86%E7%A6%81%E6%AD%A2%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8D%94%E8%AD%B0%E4%BC%9A

原水爆禁止日本国民会議 Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E6%B0%B4%E7%88%86%E7%A6%81%E6%AD%A2%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E6%B0%91%E4%BC%9A%E8%AD%B0


今週末のデモ・集会

2011/4/16(土)

大阪・中之島公園「原発いらん! 関西行動」

15:30集会 16:10デモ出発

www.jca.apc.org/mihama/annai/demo110416.pdf


東京明治公園「脱原発社会を作ろう!」緊急デモ 

11:30集合 12:00出発

http://civilopinions.main.jp/2011/04/48.html


東京渋谷神宮通公園「野菜にも一言いわせて!さよなら原発デモ!」

14:00集会 15:00出発

http://beingb.com/yasaidemo/index.html


福岡・警固公園「ママ原発いりません」福岡パレード

14:00出発

http://stopgenpatsu.blog60.fc2.com/blog-entry-5.html


4月17日(日)

京都・三条河川敷「原発もうムリ!4.17鴨川・大風呂敷

11:00〜日没

http://genpatsumoumuri.seesaa.net/


新潟・石宮公園「卒原発デモ

13:30集合 14:00出発

http://www.world-walker.com/cgi-bin/koe2/read.cgi?no=58