下記エントリに、久しぶりにコメントをいただきました。BigBangさんありがとうです。
http://d.hatena.ne.jp/kerodon/20061114/1163457151#c1163473571
さて話題になっている公人・私人について。とりわけ、「みなし公人」とはなんぞや?ということですが、まずはみなし公人をwikipediaで調べてみましょう。
■公人
実業家・労働運動家・学者・宗教家・文化人・芸能人・性風俗関係者・スポーツ選手・弁護士等、一般的な公人には含まれない有名人のことを特にみなし公人と呼ぶ。
ふむ、狭義の公人に該当しないが、かといって私人でもない人を指すようですね。実業家?であるのかな?BigBang氏、あるいは文化人であるid:finalvent氏も公人には当たらないようです。*1
で、ここまでは枕の話。本題は「みなし」とは何か?公人・私人がどの法令を元に解釈されるのか不明ですが、会社法及び商法において「みなし大会社」という概念が出てきます。
みなし大会社
大会社の要件は満たさないが、資本の額が1億円を超えており、かつ大会社としての規制を受ける旨定款に定めた株式会社(商特法2条2項)。その名の通り大会社とみなされるので、商法特例法上の大会社と同じ規制を受けることになる。ただし全て同じというわけではなく、連結計算書類に関する規定や書面投票制度についての規制は適用を受けない。
大会社というのが、イメージできない500円ネクタイな私なので、なんともコメントできないですが・・・。商法改正の履歴を探してみました。
本年五月施行の改正商法が、歴史的な改正であることが分りました。
なにはともあれ、公人・私人という根本論争(決着つかず)で、話を進めるのはおかしいですね。何故なら、公人と私人の判断は困難であり、また公人だからといって、ネットでプライバシーを書いても許されるというわけではない、と私は思いますので。
最後に問題です。例えば、下記のケースの「けろやん」は、公人、私人、みなし公人いずれでしょうか?
http://d.hatena.ne.jp/kerodon/20061031/1162245065
けろは公安の出先の民間。
「公安」が警視庁公安部を意味していると仮定すると、警察官は公職に従事する公人であり、そこからの出向形態だったら、すなわち公人。出先民間の雇用ならば、私人なのでしょうね、おそらく。