けろやん。メモ このページをアンテナに追加

2007年01月08日(月)

[] 北の大地に花が咲く

高校サッカー決勝戦。盛岡商業高校vs.作陽高校。凄い試合だったなあ。結果は2-1で盛岡商業が、勝利して雪国に優勝旗が運ばれた。見所は、選手交代の妙。作陽は、後半から村井選手を投入して、彼のゴールポストへのシュートの跳ね返りから先制点。

そして、盛岡商業は、途中出場の大山選手が、出てきた途端に、スピードでデフェンスを振り切り、センタリング。ごちゃごちゃの混戦から、林選手がゴールを決める。林選手は、その前にPKを外していた、二年生。ゴールは嬉しかっただろうなあ。

そして、後半終了間際に盛岡商業が勝ち越し点を挙げて、そのまま攻めのスタイルを続けながら、試合終了のホイッスル。印象的だったのは、立ち尽くした作陽高校のエースストライカー村井選手。端正な顔には、涙は無く、呆然としていた。悔しさの表現には、号泣して、うずくまる姿もある。しかし、出る涙もない悔しさもあるのだ、と改めて思った次第。

さて、後で、昨年の決勝戦、鹿児島実業vs.野洲高校の試合を観てみよう。

花が咲いた、ということで、今晩のおかず。菜の花のお浸しです。

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[] 岩波書店辞典編集部編「ことばの道草」

ことばの道草 (岩波新書)昨年末、蕎麦屋で一息に読んだ本。ということで、2006年最後に読了した本になるなあ。

語源をたずねると、「ことば」が身近になる。

語義の変化を知ると、「ことば」の豊かさを実感する。

という魅力的な一節で始まる。内容は、岩波新書の栞に記載されている「言葉の玉手箱」(広辞苑によれば)を集めた書である。私は、この(広辞苑によれば)に対して、常々、激しい憤りを感じていた。何故なら、広辞苑に「よっても」、全く記載されていない語源、語義が、栞にてボテンっ!と提示されているからである。

例えば、「山笑う」という言葉。本書によると、

俳句季語。木々がいっせいに芽吹きはじめ、いかにもはなやかな春の山のおもむきをいう。それに対して、「山眠る」は枯れ枯れとして精彩を失った山、(中略)ちなみに、青々とした夏の山は「山滴る」。

ちなみに、「広辞苑によれば」、

画品、郭煕四時山「春山淡冶而如笑、夏山蒼翠而如滴、秋山明浄而如粧、冬山惨淡而如睡

春の芽吹きはじめたはなやかな山の形容。冬季の山の淋しさに対していう。笑う山。(広辞苑電子版)*1

広辞苑書籍版においては、「山」の項の一つとして所収されている。・・・ということに憤っていた私だが、憤りはおいておいて、本書から言葉を拾ってみましょう。

山椒」。山椒は小粒でぴりりと辛い、というのはよく聞く言葉ですが、山椒の四季により、様々な季語が生まれています。また、「梅の木学問、楠学問」。私は、楠学問を身に付けたいなあ。この辺りは、本書に当たって、私がナニをほざいているのか確認して欲しいです。立ち読みで、スラスラと読める本でもありますしね。

さて、昨晩から始まった大河ドラマの主人公、山本勘助。野暮な話ですが、「山勘」の語源というのは違います。引用してみましょう。

鉱山・鉱脈のことを「山」といい、それを探しあてて採掘する人を「山師」と呼ぶ。「山勘」とは、山師のような勘を働かせる投機的なしわざ。(後略)」


最後に。私は、蛙が好きなので、蛙にちなむ面白い言葉はないかな?と探してみたところ、「みどり」という言葉がありました。

「みどり」というと色の名と思ってしまうが、「みどりの黒髪」「みどり児」など、今のみどり色では理解できない「みどり」がある。この語は本来、草木の新芽や初夏の若葉そのものをさした。「みづみづし」のミヅと関係あるとする説もある。たしかに「みどりの黒髪」にはみずみずしい艶やかさがあり、「みどり児」という言葉には新芽のような生き生きとした生命力が感じられる。

冬の嵐が吹き荒れた(吹き荒れている)この頃ですが、新芽の息吹が待ち遠しくなりました。

(本稿以上)

付記

本書は、1ページに大体二つの言葉の解説が記されていて、眠る前に寝床で読んだり、通勤電車の中で読める楽しく、便利な本です。

[] 大河ドラマの始まり

6:00起床。昨晩は、寝付きが悪かった。本を一冊読了。三連休も今日で終わりか。ヤルコトをリストアップして置いたのだけど、捗らない。

昨晩、大河ドラマを観た。歴史考証がどうのとか意見が出そうだけど、単純にドラマとして面白かった。しかし、こういう破天荒ぶりで始まる大河ドラマは、「大人になる」に連れて、観るに耐えないものになっていくのだよなあ。長丁場ドラマの、鑑賞者も含めた難しさだと思う。

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掲示板に書き込みしようとしたら、「人が大杉」で、書けなかった。少しだけ書くと*2、質問の幾つかについては、ここid:kerodonで書いてきた。昨日のエントリではなく。

*1:電子版には、「山眠る」、「山粧う」へのリンクが提示されている

*2:後で掲示板に書くつもりだから。