先日、ドラマ「ハゲタカ」を正座して鑑賞していたら、主人公が、ネット企業の社長さんに、次のようなことを言い放った。「ネット企業のシャッチョさんは、神棚に祈ることが多いと聞いていますが」。
それを観た私は、下記のエントリを思い出した。
■「スター・ウォーズ」を超えて---
ほかにも梅田は、はてなの取締役会でブログの更新がないことで「吊るし上げ」にあったときに、本のためにネタを温存していることを言い、さらに「リアルの世界ってやはりすごい」と言ったら「ダークサイドに落ちますよ」などと言われたエピソードを上げている。
ダークサイド。語感はディズニー的なおとぎ話の世界だが、このエピソードの発言からのそれは、針の山、あるいは血の池が想起される。歌舞伎町の裏通り辺りの裏社会とも違う、精神的闇世界。
次の人気エントリ。
こうやって基本ルールを変えただけで、借りたばかりのテープが巻き戻っていなくても気分を害する客はいなくなったし、逆に巻き戻してあると「得をした気になる」ようになったのである。注目すべきは、誰も行動パターンを大きく変えたわけでもないのに、皆の気分が良くなった点である。
恐いよお!!借りてきたヴィデオテープを巻き戻して鑑賞する世界が、「誰も行動パターンを大きく変えたわけでもないのに」なんて言われると。
ワンルームに住む30代後半の男の部屋を訪ねたことがあった。
立錐の余地がないほどに散らかっている。
饐えた匂いが何処からかと言えば、朝方出せないゴミ袋であったり、その中に詰め込まれた洗濯物だったりした。
という人間ではないけど、借りてきたビデオを巻き戻して観る世界。それが、「皆の気分が良くなった点である。」なんて、断言されてしまうと困っちゃうよ。
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一昔前なら、ヴィラ=ロボスって何者?って考えると、血肉を持った人間と話したりしなければ解決しなかった。それが、現在では、ウェブグーグルさんに放り込めば、その位置付けがわかったりする。あるいは、チェンバロからピアノに変遷した時の、精神世界について、考えをめぐらせたときに、その楽器の歴史知識をウェブグーグルさんから獲得して、わかることもある。
ウェブの神様さん。御神体はなんなんだろうかな?って思った現実世界の私です。