けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 クレイジーキャッツの思い出

植木等さん失った芸能界 悲しみ一層増す

昨年、青島幸男が他界したことで、クレイジーキャッツを思い出して、年の瀬の慌しさの中でCDを購入した。

結成50周年 クレイジーキャッツ コンプリートシングルス HONDARA盤

結成50周年 クレイジーキャッツ コンプリートシングルス HONDARA盤

正月に実家に帰省した時、兄のチビッコたちに、「日本の本当の音楽を聴かせてやらねばならぬ!」と思い立ちて、「スーダラ節」や「ドント節」を大音量で皆で聴いたものだ。私と違って陽気であるチビッコたちは、私の部屋を縦横無尽に踊りまくるは、手拍子をかしがましく打ち鳴らすは、なぜか転がっていた阪神タイガースのメガホンで壁を叩くは、大変な騒ぎになったものだ。

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今後、「植木等の死は、高度経済成長期に象徴される「平和」な日本社会の終焉でア−ル」、というような論調が、各方面で出てくると思う。社説や文化欄が舞台かも知れない。それはそれで、非常に興味深く、私も追いかけるであろう。しかし、クレイジーキャッツの音楽、あるいは映画「無責任男」シリーズを聴き、観ることを忘れてはいけないと思う。

とりわけ前者、彼らの音楽性を外してはいけない。萩原哲晶の陽気なメロディーに乗せる青島幸男の詩を朗々と謳いあげる植木等。そして、それを支えるクレイジーキャッツの完璧ともいえるアンサンブル。スポットライトの中心は植木等であろうが、練り上げられたサウンドも忘れてはいけない。

最後に「ドント節」の一節を引用しよう。

ドンと行こうぜ ドンとね
ハ ドンガラガッタ
ドントドント 行きましょう