けろやん。メモ このページをアンテナに追加

2008年05月29日(木)

[] 泥にまみれて粘土になること。

■池田信夫 blog:10年は泥のように働け

匿名イナゴを呼ぶ蟲笛を有する信夫先生だけど、いいことも書くのだね。

■「10年は泥のように働け」「無理です」

入社して最初の10年は泥のように働いてもらい、次の10年は徹底的に勉強してもらう

という元ネタに対して、

若いときは「雑巾がけ」で会社にご奉公し、年をとってから楽なマネジメントで取り返すという徒弟修業型のキャリアパスは、組織が永遠に不変で、自分がそこに定年まで終身雇用で勤務するという前提でのみ成り立つインセンティブ・システムである。

とばっさり斬る。元ネタが元ネタであるから、どのような切り口でも、ばっさり斬れて、喝采を浴びることが可能だと思う。しかし、信夫理論の味噌は、終身雇用が崩壊した労働システムを基にして「泥10年」を語っていることだと思う。

「10年間、泥のように働きました。粘土のような人間になってしまいました」、「はい、ご苦労さん」。これじゃあ、人間として堪りませんね。企業としては、ところてん式に供給される、次の若い人に「よし、10年間、泥のように働いてみろ。話はそれからだ!」、という無限ループで夢の発展を考えているのかな。

まあ信夫理論にまったくもって同意するわけではなく、例えば、

徒弟修業型のキャリアパス

これは、どうかね?徒弟修業は、たしかに「泥10年」の働き方ではあるけど、終身雇用とは相反する働き方だと思う。「泥10年」が終わったら独立して、働きながら自らマネージメントするという働き方でさ。だから、放り出される、一人立ちするときには、「泥10年」の間に、

次の10年は徹底的に勉強してもらう

ということも実行していなければならない。そんなわけで、信夫理論における「徒弟修業」は、適当な例示ではないように思うな。

−−−

なんにせよ、若者さんたちには、10年間泥のように働いて粘土細工にならないことをお祈りします。まあ、経済界の重鎮が期待するほど、泥人形たる若者はいないと思うけどね。

[] 先行きが見えないのも悪くないかも

私は若者ではないのですがね。

いいかげん「若者の***離れ」から離れてほしい

同感、同感。

まずは、現象面について。

なんでも若者の「海外旅行離れ」らしい。

さらに言うと「自動車離れ」で「オートバイ離れ」でもあり、そもそも「レジャー離れ」だそうだ。

(略)女性に関しては「ブランド離れ」で実際にデパートでは女性用のスーツなどぱったり売れなくなったそうだ。

私、自動車、持ってない。ペーペードライバーだから、恐くて乗れない、というのもあるけど、あんまり欲しくない。ちょっと驚いたのは、女性のくだり。スーツ姿の女性は減少しているし、確かに見た目で判断するとブランドスーツらしきものは、更に少ないと思う。

しかし、気になったのは、「ブランド離れ」をスーツで語るというのは、外しているのではないかな?ブランドの代名詞って、多分、バッグだと思うし、なんだかみんな同じようなバッグをぶら下げている光景は、いまだによく見かけるなあ。

という、小さな違和感はあるけれども、現象面では同感。

で、その背景分析。

若者は現実主義になったのだ。

(略)だから優先順位をしっかり持っているのだ。映画だって小説だって売れるものはどんどん売れて、売れないものは市場から消えてますます寡占化している。これは若者のせいではなくて大人の都合ではないのだろうか?若者のライフスタイルは多様化なんかしていない。むしろ狭められていいるのだ。大人たちのせいで。

うーむ、この辺りの論調は、畳み掛けるようで気持ち良いな。そして、内容的にも納得です。

で、こういう局面でワシワシと儲けるのは、ワシじゃなくてハゲタカでもなくて、所謂マーケッターなんだよね。

旅行会社よ、自動車会社よ、そしてレジャー産業よ、どうか若者をバカにしないで欲しい。

うん、バカにするのはやめるよ。でも、どうすれば食っていけるのかな?そこに、マーケッター登場。

「うん、それはですね、若者のニーズだけでなく、ニッチなマーケットにコア・コンピタンスして、さらにジョイント効果をアップさせて、云々」

ちょっと横道に逸れたけど、

僕はむしろ若者は所得は減って雇用の先行きが見えない中で、どんどん賢くなっていると思う。

その通りだと思うね。若者に限定されず、消費者一般が。

[] 北方謙三三国志」〜私は孫権だぞ!

感想文というほどではないのだけれども。読み始めたシリーズをメモしておこう。

文庫版三国志完結記念セット(全14巻)

文庫版三国志完結記念セット(全14巻)

そう、かの三国志です。実は、私、三国志というものに触れるの初めてなのですよ。普通の人は、漫画(横山光輝だっけ?)は読んでいると思う。そして、テレビゲームなんかでも三国志は、有名どころじゃなかったかな?

私は、漫画やゲームとは縁が薄いので、いずれも読んだり、やったりしていない。しかし、普通の人々にとって、「三国志」の登場人物や合戦の話は、一般常識じゃないのかな?と前から思っていた。

そこで、北方謙三「三国志」を読み始めたのです。13冊+1冊セットで買いました。バラで買いながら読むと、飽きて挫折しそうだったから。というか、今、3巻を読み始めたところだけど、そろそろキツイ。頭が喧嘩脳になってきている。

さて、2巻読み終えたところでの感想(メモ)。1巻目は劉備(なぜか変換できる)を中心とした話で、関羽張飛と義兄弟の契りを交わす場面は良かったなあ。でも、2巻目に突入すると、なんだか策士な人になっていて、ちょっと魅力が薄れてきている。

今のところ、一番好きなのは、孫策かな。初陣で父を亡くし、3年間嫌なヤツに飼い殺しにされながらも耐えて、一気に飛び出す。こういう、耐えて耐えて、ブンッ!って飛び出す、花開く話って好きだし。

ちなみに、三国志占い、

「三国志 英雄占い」

を試してみたところ、孫策さんの弟、孫権になりました。

http://doron.allabout.co.jp/s/070530/index39.htm#l

まだ、読んでいる三国志では、表立って登場していないので、なんとも言えないのですがね・・・。

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