けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 東野圭吾「百夜行」(集英社文庫)

白夜行 (集英社文庫)

白夜行 (集英社文庫)

邪悪の物語。ホラー小説というものを読んだことがないのだけれども、本作品もその係累に該当するのかもしれない。

そして、その恐怖は日常に起こりえるものであり、それはヒッチコックお得意の巻き込まれた悲劇に通じるものがあるが、それを現代的に濃厚に、ミニマムにまとめた風情が怖い。

正直、ダウナーな気分のときに読むのはお勧めできない。

しかし、風俗、というか社会風俗を魅力的にちりばめた力作だとも思う。例えばインベーダーゲームマイコンとか、インターネット前時代のコンピュータとかは、好きな人は食いつくだろう。

で、怖い怖い書きながら、同じような傾向(らしい?)本を購入しました。

幻夜 (集英社文庫)

幻夜 (集英社文庫)