けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 焼き芋→日記→ブログ→メモ:びっくりした。

書くネタがなくて整理してみて驚いたので書いておこう。きっかけはこれ。

けろやん。メモ(http://d.hatena.ne.jp/kerodon/
記事を書いた日数 1031日 (5日間継続中)

おっと書いた日数が1000日を超えているぞ!調べてみると

開始:2006年08月04日、現在:2013年04月11日

感慨深くなったということはないんだけど、話が終わってしまうので深くして続けてみよう。

−−−
期間としては6年半*1も書いてきたんだ。そこで、過去のブログを調べてみた。

けろやん。焼き芋。(http://keroyan.exblog.jp/)230日
開始:2005-03-05 17:20、終了:2006-02-20 02:18

ありゃ?1年くらいだったんだ。「焼き芋」のスタート、すなわちエントリというものを生まれて初めて書いたのが「2005-03-05 17:20」。記憶があいまいなんだけど2ちゃんねるのスレッドから飛び出して(?)書き始めたんだったと思う。
人の推薦と手助けもあってエキサイトブログからはてなダイアリーへ移行した。

けろやん。日記(http://d.hatena.ne.jp/keroyaning/)250日
開始:焼き芋。からの移行ブツもあるので不明*2、終了:2006-11-08

おや?「焼き芋。」の230日と「日記」の250日。日数的にはほとんど変わりがないんだ。なんかびっくりだ。
でも、よく見ると、次の「ブログ」と完全に被っている時期があり、この経緯がわからない。ごちゃごちゃだ。
「日記」では、あるはてなキーワードを伝わってアクセス数が爆発して焦った。筆を滑らせないで本当に良かったと安心した。これ本当。その時点で非公開化しなかったのは若気の至りだったんだろうなあ。

けろやん。ブログ(K2)166日
開始:2006-02-20、終了:2006年9月19日

これも起点がごちゃごちゃなんだけど、書き方からすると次のエントリが最初だと思う。

[雑記]新居で御挨拶
御覧の通り、爆心地跡のような惨状を呈していますが、徐々に整理して行きたいと思っています。また、旧居のブツについても、「力を入れて書いたつもり」モノについては、エッサ!エッサ!と運び込もうと考えています。
2006年2月20日 月曜日

爆心地の惨状。しかも「旧居」のリンク先が「焼き芋。」になっていて、正直「日記」の位置付けがわからない。
さておき。「ブログ」って、ありゃりゃりゃ?なんと1年に至らず半年くらいだったんだ。整理してみて、これが本当にびっくりした。現在書いている「メモ」が「ブログ(K2)」を超えることなんて考えもしなかった。日数的にとか。
私の青春を破壊した「K2」。少しだけだけど(たぶん)ネット依存症になっていた時代。それが、たったの166日だったとは。でも、このころは一日にいくつものエントリ*3を書いていたから、長く感じられたんだろう。
−−−
1000日にびっくりしたので足跡をたどってみた。それにしても、ごちゃごちゃで自分でも何がなんだかわからず、こっちにびっくりした。

*1:いや、本当にびっくりした。なにやってたんだろう?という思いも少しだけあるなあ。

*2:焼き芋。を書いている時期に、並行して書いていたりしている。そんな記憶はないんだけど・・・。

*3:最大は7個だったと思う。依存。

 帰って来ないで逝っちゃって:小谷野敦←これ

はてなトップ。

小谷野敦「ウルトラマンがいた時代」(KKベストセラーズ)の信じられない誤認の数々

とりあえず、はてブhttp://b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/486966
ジャブ。

finalvent
2013/04/13

これでアクセス4ケタ確定。

@yelldevi もし増刷して訂正しましたら校正料を支払いますので銀行口座をお教え願います。.
返信RTお気に入り.
tonton19652013-04-12 23:01:48

うーん。ツイッターはやっぱり難しいな。とりあえずtonton1965が小谷野敦ということがわかった。
小谷野敦←これなんか見た覚えがある。

もてない男―恋愛論を超えて (ちくま新書)

もてない男―恋愛論を超えて (ちくま新書)

−−−
あった。
http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20130630
昨今珍しくコメント欄を開放しているようなのでコメコメしようと思った。

コメント

踏んでみた。

コメントを書くには、なぞなぞ認証に回答する必要があります。

なぞなぞしてみた。

質問 私が大学1年生のころ好きだった女子の名前は?

回答してみた。

答えが間違っています

ん?私の思い出が間違っています・・・。よくわからないけど、これ→小谷野敦の思い出なのかな?
−−−
戻ってみよう。

校正料を支払いますので銀行口座をお教え願います。

これ→小谷野敦が書いたみたい。で→小谷野敦とは?

小谷野敦さんに実名を晒された件/および匿名と顕名の擁護

小谷野敦←これマニアの域に逝っちゃっている身元探索人。これ→小谷野敦いわく

銀行口座をお教え願います。

帰ってきたもてない男 女性嫌悪を超えて (ちくま新書 (546))

帰ってきたもてない男 女性嫌悪を超えて (ちくま新書 (546))

とりあえず、帰ってきたウルトラマンが好きみたい、なのかしら?

 高木彬光「七福神殺人事件」(角川文庫):知性を超えて・・・

図書館で拾ってきたのを読んだ。

神津恭介最後の事件。まずミステリとしての感想。どうでも良い物語が淡々と進行して終わる。以上。
だが腐っても神津恭介物だ。ミステリ「内」での終局は見事。見事というか美しく、そして哀しく切ない。後述。
−−−
これはいくらなんでも酷いだろうという点を指摘する。本文より引用。

松下研三(注:ワトソン役かつ語り手)は、直感した。もうこれからは、どんなに奇怪な犯罪事件が起こっても、神津恭介は二度と興味を示さなくなるだろう

ミステリ「外」ではあるが物語の幕切れの言葉だ。最後の事件にふさわしい。そして厭世的でもある。
しかし、この厭世感が物語を超えて滲み出てきている気がする。すなわち、メタフィクションのレベルでの疲労困憊だ。
まとめてみる。
作中で布谷昭彦が犠牲者の一人になる。布谷とは何者か?本文より内容咀嚼して引用する。

布谷氏は高校の教員上がり。最初のうちは日本思想史のようなことを研究していた。古代史関係の著書を発表した。一部の出版社が"異色の新説"ということで大々的に宣伝したこともありベストセラー作家的な地位を占めるようになった。

この布谷について、神津が松下に次のように述べる。

君が、布谷昭彦を憎んでいることは、僕も知っているよ。君の作品を"盗作よばわり"したのだからね。

確認すると、上記二つの引用は作中で語られている。しかし、松下は作中の語り手であり、これは著者である高木彬光の言葉と捉えることも可能だ*1
ここからが複雑。作中の布谷が現実世界、すなわち高木のレベルに存在したとしたらどうなるか?簡単に言うと布谷にモデルが存在したらどうなるか?ここにメタフィクションが生じる。読むと心が暗くなるのを承知で掲げる。

神津恭介氏への挑戦状『邪馬台国の秘密』をめぐって
http://www.furutasigaku.jp/jfuruta/tyosaku13/yamaic51.html

トンデルみたいだが、これは高木の以下の書に対する批判である。

邪馬台国の秘密 新装版 高木彬光コレクション (光文社文庫)

邪馬台国の秘密 新装版 高木彬光コレクション (光文社文庫)

メタとかレベルとか難しく書いたが、要するに現実世界の論敵を想像させるモデルを作中で殺人事件の「犠牲者」にしてしまう。いくらなんでも酷いだろ?これを考えると本書が現在も発売されていることに驚き。
七福神殺人事件 (角川文庫)

七福神殺人事件 (角川文庫)

と思ったら絶版*2
このあたりの論争というか因縁が疲労困憊の原因ではないだろうか?
−−−
さて、美しく哀しく切ないに戻る。
ネタバレになるが、まず真犯人はどちらか?が確定されない。その上で一人の人物が犯行を記した遺書を残す。その文章が哀切である。そして、その遺書の解釈がさらに哀切である。抜粋引用する。

松下「その遺書にあることは真っ赤な嘘ではないでしょうか?」恭介は、その言葉を聞くと、カッと眼を見開き、すぐに問い返した。「どうして君はそういうことを考えたのだい?」恭介の顔はというと、これまでに誰も見たことがないような険しい表情をしていた。
(太字化引用者)

神津恭介最後の事件である。すなわち「これまで」とは、神津シリーズを通じての「これまで」である。たしかに、最後の事件であり筆者の思い入れが過剰に移入したと考えるのが適当かもしれない。しかし、私はそれ以上の筆圧の迫力を感じた。やや(かなり)乱暴ながらの抜粋引用を続ける。

(どちらの人物が真犯人であるかについて)神津「どちらだったとしても、結果が変わるわけではないし、どちらでもいいじゃないか」松下「知性の要求に背きます」神津「未来のある人たちにとって、納得のいくことが"真相"なのではなかろうか?」
()および太字化引用者

これまで、神津恭介は知性の徒として描かれてきた。それは著者である高木彬光の姿の投影でもあろう*3。この知性の「二人」が、知性ではなく現実そして未来を選択する。
そんな最後の事件。

*1:乱暴の謗りを受けるかもしれないけど。

*2:記してきたことが理由ではなく、ただ古いからだけかも。高木彬光作品の扱い(評価)は難しそうだし。これは、頭がかゆくなった「古田挑戦状」中で引用されている高木の文章でもわかると思う・・・。

*3:Wikipedia等を参照。