けろやん。メモ このページをアンテナに追加

2017年10月19日(木)

[] 疲労はスピリチュアルではなく自己嫌悪が原因だったのかもしれない。

昨日はわりとトンだ一日だった。

まず睡眠時間が2時間の軽い躁状態で、雨続きの晴れ間の天気を逃さずに、大音量の音楽に踊り狂いながら洗濯。その合間に溜まっていた日経新聞を読む。選挙関係が中心で、私の好きな経済関係が少なくて残念。日経ヴェリタスも読もうとしたんだけど時間切れになったのででこちらは断念。

朝食。消費期限が若干切れて危なくなったじゃこ天と、色の変わりかけたオクラで作った味噌汁と、生卵にネギを大量に投入したのを白米にかけて食べる。味噌汁はグッドだったんだけど、生卵にネギは、ネギが多すぎて「卵かけご飯」には程遠いネギかけご飯になってしまい涙を流しながら食べた。でも、こういうのもたまにはいいかと思った。

ギターの調整。ビリビリ音がするアコギのロッド調整をしたけど上手く行かず、ビリビリは続いたので調整を断念。修理に出さなくちゃ駄目だ。続いてクラシックギターの弦を張り替えたんだけど、2弦がブチ切れて高価なギターに傷がついてしまった。傷については戦傷ということで諦めたんだけど「弦を買いに走らなきゃいけないなあ」と憂鬱になったところで、ケースの中に予備の2弦が奇跡的に入っていたので張り替えて満足。

夕刻。しばらく顔を出していなかった行きつけの居酒屋に出向いて、原価のジンジャーエールを飲みながら、店主と私の話やよもやま話をくっちゃべる。客はいつものように誰もいない。

さて帰ろうかとしたところで、話し好きで、話好きじゃない(というか会話が苦手)私と珍しく気が合う常連がやってきたので足止め。

ーーー

そうこうするうちに一人の女性客が静かに入ってきた。

しばらく店主とのやり取りを聴いていたら、世界各地を放浪していて、機会があったので日本にやってきたとのこと。その女性。店に来たのは留学生だった以来の30年ぶりで、当時通っていた懐かしいその店に顔を出したという。最初は国籍不明で、みかけから判断して西洋の方みたいだったんだけど、話が弾んでくると韓国本籍(というのかな?)の人だった。

彼女は各国に出向いては、現地で働いてお金を貯めて、つぎのところに行くという・・・と聞くとただのバックパッカーを連想するかもしれないけど、どうも私の抱いているそれとは異なる雰囲気。怪訝に思っていたら、東南アジア考古学を学んでいる研究者なんだってさ。

さておき、今回はアメリカ(?)で働き疲れたので、これからタイの山奥に行って、何ヶ月か滞在してのんびりするんだって。話し好きの常連の話の引き出し方が上手かったこともあり、ずいぶんと珍しく楽しい話を聞けたんだけど、私はだんだんと聞き疲れてきた。私は人当たりが良い(良く見せたがる)ので、「ふむふむ」とうなずきながら話を聴いていたことも原因だと思う。

そうこうするうちに、彼女も酒が入ってきたせいか、考古学の研究をする中で、4年前に分かったという若干スピリチュアルな話が飛び出してきた。私はそういう方面は好きではないので、疲れが追い打ちをかけてきた。いわゆる宗教なり何なりの悟りってこういうものなんだろうと共感した部分もあるんだけど、しばらくしてから、失礼にならないように席を立った。

帰り道。疲れの本当の原因は、私にはない彼女の行動力に圧倒されたがゆえの嫉妬かもしれない。あるいは、現在、私の置かれた状況との乖離ゆえの自己嫌悪かもしれない。おそらくそれら負の感傷の連鎖だろう。そんな自分の内面を振り払うべく部屋まで、背中のリュックサックを揺らしながら走って帰った。

小雨がぽつぽつと降ってきて髪を濡らした。