とうみんにっき

2016-09-14 大友さんとのライブのこと

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パソコンを、全然開けていなくてこんな直前ですが、

今日の夜、大友良英さんとツーマンライブがあります。

やんてらさんが企画してくださいました。


大友さんの音楽にわたしが出会ったのは自分のうたを歌うより前、14年前くらい、

東京に出てきてすぐなにか音楽がやりたくていろんな人のライブを見に行ったり、メンバー募集に応募してみたり、

それで出会った利光雅之さんってミュージシャンが、利光ベストというCD−Rを焼いてくれて、その中にはいっていたのがblueのサントラの中の一曲でした。

その一曲がものすごくびびっときて、これ誰の音楽?って聴いて、すぐにblueのサントラを買いました。

それからblueのサントラは自分の人生の友のようになりました。

他にも、フューさんと戸川純さんのdreams、カナリア、この三枚は特に、一番つらいとき、ずっと自分のそばにあったCDで、部屋の中で、この音楽となんども二人きりになりました

大友さんの作るメロディーはとっても綺麗であたたかい、だけど静かなだけじゃなくて、大友さんの音楽は必ず、その静寂を壊すみたいな、混沌としたところがあって、それはすごく自分にぴたっとくるところでした。

ほんとに、何度聴いたかわからないです、擦り切れるほど聴いて、自分の体に浸透しています。

大友さんはそれを作った人で、私と音楽が親密なことはなにも知りません、不思議です。


5年前、初めて大友さんと会えて、自分の音楽聴いてもらえて、それだけで充分すぎるくらい嬉しかったです。

初めて会う大友さんは、私のことをひとりのミュージシャンとして、とても誠実に話をしてくれました。

今よりもっとこわがりでビクビクしていた私に、大友さんは本当に本当にやさしくしてくださり、大友さんの音楽しか知らなかった自分は、大友さんの人のことも大好きになりました。

大友さんが自分の音楽をいいと言ってくれたことは、自分にとって本当にものすごくびっくりすることで、嬉しいことで、なかなか信じられないようなことでした。だけど、本当に本当に励みになりました。


そのあと、大友さんはあまちゃんの音楽などで一躍時の人となり、テレビでもよく見かけるようになって、すごいなぁ、遠い人だなぁ、とファンとして嬉しくテレビやラジオを拝聴していました。

大友さんはほんとにすごい人、どれだけの責任を背負っても、いつも確固としたポリシーのようなものを持っていらっしゃるのが、わかります。いつも忙しそうで、大変そうで、誰も代わりにできないことをたくさんしてらっしゃって、だけど、いつも楽しもうとされていて。ほんとにすごい方だなぁ、と私は遠くからただ見上げています。

そんななかでも、大友さんはなんにも変わらず、いつも会うたびに、そのうちなんかやろうよ、ってやさしく言ってくれて、ものすごく嬉しかったけど、でも私はずっといつか、と思っていました。今の自分じゃだめだな。って。10年後くらいかなぁなんて思って。


そういえば、一昨年の年末、大友さんが、自分の音楽をNHKのラジオ第一で二回もかけてくれました。あのときは、家で一人で聴いていて、なんか涙が出たのを覚えています。本当にびっくりで、嬉しかった。

いつも私は自分に自信がなく、音楽を続けていくことにも悩んでばかりで、でも、ラジオから流れてきた自分の録音は、大友さんが、本当にいいですよ、って気持ちで流してくれたその力と相まって、本当によく聴こえました。自信がない自分に情けないやら、ただただ嬉しいやら、でも、一番は大友さんのやさしさが滲みすぎて、いろんな気持ちが混ざった涙だったのを覚えています。そういう一回一回が、どんなにか励みになったかわかりません。

そのあと、私は少しずつ変わり始めた気がします、ラジオのことも、とても大きかった。もっと自分に自信を持とう、ってすごく決心した出来事でした。


この一年、7インチを出した後、音楽に対して私は少しだけ逃げなくなりました。ライブも、前よりこわくなくなってきて、なんでもやってみよう、人にそのままの自分の音楽を聞いてもらおう、と、初めておもえるようになってきました。自分のことは信じれない、だけど音楽にだけは、信じられる確かななにかが、もう、自分の胸の中にあって消えないことを、やっとすこしだけわかってきたんだと思います。

大友さんに初めてお会いしてから5年の月日がたって、今年に入ってらやんてらさんが、ツーマンやろう、って言い出してくれて、わあーついにきた、、って思って、こわくもあったけど、初めて、今の自分ならがんばれる、って思い、わかった、お願いします!って、実現することになりました。

大友さんもものすごくお忙しいなかで、スケジュールをあけてくださり、今日の日が決まりました。

一緒にできるなんて、やっぱり夢みたいです。


昔の自分に教えてあげたい。暗い気持ちの昼下がり、blueのサントラをかけて気持ちを変えていた頃、誰も自分の音楽なんて聴いてくれる人はいないと思っていました。私は音楽を始めて、ファーストルバムを出すまでの間、7年くらい、ひとりで悶々としてた日々がありました。人前でうたうことも、ずっと苦しい時期でした。

だけど、そのあと、jojo広重さんに会って、石橋さんに会って、CDひかるゆめを出せました。そのひかるゆめの先行発売で京都に行ったとき、大友さんに初めてお会いしたのだったなぁ、、


君がいつも聴いてる大好きなその音楽をつくったひとと、そのうち一緒にやる日が来るんだよ、って、月並みだけどあの頃の自分に言ってあげたいな。

音楽は不思議です、そのときかけていた音楽と一緒に部屋の風景なんかも一緒に記憶される。

冒頭にあげた三枚のCDは、風呂なしの日の当たらない部屋で、ひとりぼっちで、いろんな辛いことがあったり、音楽もうまくいかなくて悶々としてた自分が、音楽に心救われることを、ただ心から求めて聴いていた記憶が一緒に保存されています。

本当にささいなことだけど、blueを聴くと元気になれる、って、自分の中でジンクスのようなものがあって、昼間の部屋で腐りそうになるたびにかけていました。

今も、その魔法は変わらないです。


ライブが決まってから今日まで、何ヶ月もずっと、この日のことがつねに頭や心の中にありました。こわくてうれしくてたのしみででもこわくて、ほんとに緊張していて。

まだまだ先と思っていたのにあっという間に今日になりました。


今日、大友さんのある曲をうたわせてもらいます、その曲は私がずっと前から何百回と聴いていた大好きな曲。

だけどなかなか自分のうたにできない。ききすぎて原曲の真似しそうで、だからとにかく本番まで何回もうたっています

とっても大事な曲だから、自分の心でうたえるようにとおもいます


本当に本当に本当に楽しみなライブです

当日席もありそうです、ぜひお越しください


もうあと数時間後。このブログを書き終わったら、blueをかけよう。