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傑力珍怪

2009年09月14日

『人喰山』の技法

はい、『人喰山』のにいやです。

このブログで時々『人喰山』の技法や制作エピソードを書かせてもらいます。

まずはHPの『人喰山』作品紹介のページにリンクされている「紙芝居アニメの作り方」を見て頂きたいのですが。この作品はコピー用紙と、筆と、墨汁だけで作られています。もちろん製作用のパソコンとペンタブレットは使いますが、それ以外に機材はありません。

描いた画の合成方法は、YouTubeに譲るとして、今日は特殊な場面の合成をちらっとお見せしましょう。『人喰山』の特撮シーンとでも言いましょうか。

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まずはこれ、墨汁を絵の具皿に落としてかき混ぜた物です。なんだかムラムラしてますね。次はこれ。

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わかりますよね、スクランブルエッグです。

にいやはバイトで某ファミレスのモーニングを担当してるのです。

『人喰山』の、あのシーン(皆さん、ネタバレ禁止ですよ!)。普通に描いても面白くないし、どうしようかと考えながらバイトしてる時。「そうだっ、これだっっ!」と、星飛雄馬大リーグボールを思いついた時のように閃いたのです。

スクランブルエッグを写真に撮って、それをモノクロ加工したら……。

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おお、ムードあるじゃん!

で、これが下地になる、あの、例の、突如出現する、XXXの下絵です。

ここに絵の具皿を合成すると……。

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こうなります。

さらにそこにスクランブルエッグを掛け合わせると……。

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ほら、あの、例の、突如出現する、XXXが出来上がるのです。

上に乗っけたスクランブルエッグは、部分的に不透明度を変化させてXXXの表情を変えているのす。

ここに、これまた極秘の、あの、例の、一杯出て来る、ZZZを乗っけて行くと、ああなるわけです。

もう『人喰山』をご覧になった皆さん、ネタバレは厳禁ですよ!

こうやって、手描きの画と写真素材を組み合わせて様々な画が作られているのです。

完全なアナログ作品に見える『人喰山』ですが、実はデジタルでないと出来ない事が一杯なのです。

という事で、来週また色々な素材や資料をお見せします。お楽しみに!

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