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傑力珍怪

2009年10月30日

『幸福』DVD発売!

みなさん、ついにこの日がやってまいりました!

なんと、水谷豊主演。市川崑監督の1981年作品『幸福』が11/4(水)DVD発売される事になったのです!

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この作品、エド・マクベインの「87分署シリーズ」の一編『クレアが死んでいる』を原作とした刑事物なんですが、公開から28年間、一切ソフト化されていません。テレビで短縮版が一度だけ放映されたそうですが、ほとんど知られる事の無い「市川崑、幻の傑作」でした。

実は僕も公開当時「観たいなあ〜」と思いながら見逃し、数年前にやっとこさフィルムセンターの上映でお目にかかれたのです。なんだか二十数年前にタイムスリップしたような、奇妙な感動を味わいました。

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先に「市川崑、幻の傑作」なんて書きましたが、いや、本当は「傑作」なんて大仰な言葉は似合わない、「愛すべき小品」といった感じの作品なのです。

大げさな表現も、派手な見せ場も無く、丁寧に刑事達の生活を描く。事件の背後にある彼らの「生活」が徐々にあぶり出されていく。刑事と被害者と犯人、一見まったく別の立場に見えるこの三者が、実は同じ「生活者だ」というあたりまえの事に気づかされる。『幸福』はそんな映画です。

公開時、ソフト化を視野に入れてなかったため、原作者側との再契約が必要だったとか。市川崑がこだわった銀残しの(ソフトでの)再現が難しかったとか。今までソフト化されてなかった理由は色々あるようです。

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80年代といえば、僕にとっては青春時代……のはずなんですが、良い思い出なんて全然ありません。とにかく家に籠って絵ばかり描いてました。それもなかなか形にならず、描いては捨て描いては捨ての毎日で。

だけど今になって、80年代の邦画は不思議な魅力を持って蘇っています。近所に古いレンタル屋があった頃は、面白くもない80年代のアイドル映画なんかを適当に借りて来て眺めてました。

凄い顔の役者さんも居て、無茶苦茶な事も平気でやってた、まだまだ映画が熱かった70年代。CGの発達も含めて、良くも悪くもなめらかで、商品として安定してしまった90年代。間に挟まれた80年代の映画ってなんだか中途半端です。

風俗も中途半端に古くさくてダサイ。昔風の暑苦しいドラマと、今風の自分探し内省ドラマが噛み合ないまま共存してる。

僕にとってはエアポケットのような、無為な時間が過ぎて行った時代。ポカッと記憶に穴が開いてるような、不思議な時代です。

最近は80年代の邦画を置いてるレンタル屋も無くなって、なかなかそういう雰囲気を味わう事もなくなってしまいました。

『幸福』に話を戻しましょう。

この作品は確かに80年代の邦画なんですけど、上に書いたような中途半端な作品というわけではありません。むしろ最初から時代とは関係無く生まれて来たような、独特の時間を持った作品です。エアポケットのような時代(80年代)の中で、そのなかにポッカリ浮いた飛行機とでも言いましょうか。

時代とともに歩む作品、その時代にハマって大ヒットする作品ではなく、常にここ(現在)に存在し、独自の時間を生きる作品。しかし、作られた80年代のエアポケットの臭いが濃厚に漂う、あの時代の作品。僕にとって『幸福』は様々な時間の記憶が入れ子状になって蘇る、不思議な作品なのです。

この映画を若い人たちはどう観るんでしょう。

11/4(水)には、是非『幸福』をご覧下さい。

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*『幸福』当時、水谷豊さんと井上陽水さんが対談しています。

-水谷豊VS井上陽水-__1

*「銀残し」に関してはこちら。

銀残し - Wikipedia

*写真は「チケットぴあ」さんからお借りしました。

no title

2009年10月28日

『傑力珍怪』が、なぜ始まったか。その4

……とまあそんなこんなで。春先まで、にいや家で延々続いた珍品ビデオ&鍋会。

いい加減飽きて来た頃に「じゃあ、みんなの作品をUPLINKさんに見てもらおうか」という話に。

↓これは鍋食いながら、みんなに見せてたラディスラフ・スタレヴィッチの『マスコット』です。

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で、昨年の「W/3」からご無沙汰だった支配人のKさんに『大拳銃』『魔眼』『地獄に堕ちた』の三本をお渡ししておいたところ。

「もしもしにいやさん」とKさんから電話が。「作品見ました、二週間上映しましょう」と怒濤の展開に。

僕としては「春頃に話を持って行けば秋頃にUPLINK FACTORY(一階の大きい方の劇場)で2.3日はやらせてもらえるかなあ……」という自主上映程度のつもりだったのです。

しかし、やらせてもらえるならやるしかない! と腹をくくって、本興行前の試写会(先行特別上映会)をドタバタで準備してる頃。

大畑君から「『大拳銃』が、ぴあで入選してしまったので、ぴあの上映より先には劇場にかけられません」との報告が。

ぴあ入選ってのは素晴らしい話なんだけど、試写会が五月。本興行は直後の六月か七月頃の予定だったのに、ぴあの上映が、なんと、七月!

「と言う事は……本興行は八月?!」なな、なんと、興行の鬼門と言われてる八月になってしまいました。

UPLINKさんの都合もありますから、UPLINK X七月興行の作品が終わった後からの上映になるわけですが。さてさて……。

↓写真はぴあで入選した大畑君の勇姿です。この背広は比木君からの借り物。ワイシャツはにいやと一緒に吉祥寺で探して買った物です。ちょっと緊張気味ですね。

ぴあサイトはこちら→PFFアワード|PFF公式サイト

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で、ついに決まりました! 上映は8/8(金)、なんと「ハチ公の日」です。

しかしそうなると、二週目は……お盆じゃないですか!

やばい、これはやばい。さすがにお盆には勝てません。

Kさんと相談の結果「二週間の興行で、二週目がお盆じゃお客さんは来ないから……いっその事三週間やりますか」「ええ〜〜〜っ!」

二週間でも荷が重いのに、三週間とは……。

「やるかやらないか。やる気があるかどうかです!」と、Kさんはスポ根ドラマの鬼コーチか、難病患者に激を飛ばすお医者さんのような口調に。

↓スポ根ドラマの代表で、『柔道一直線』をアップしようとしたけど、良いのがないのでこれで。

小学館の学習雑誌「小学六年生」の付録のソノシートですって。

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「ううむ、こうなったら仕方ない。恐いけど三週間……」

と思ってたら、Kさんが。

「でも、興行ってのは二週単位ですからね、いっその事四週間やりません?」

「え、そんな無茶な!」「やる気があるかないかです!」「……」「四週やれば9月にひっかかります。そうすれば夏休み明けの学生も帰って来るし」「……」「三週やって、追加で伸ばすよりは最初から四週やった方が客数も落ちません」

と言う事で、2.3日の自主上映の予定がいつのまにか一ヶ月興行に!

今までも偶然に偶然が重なってここまで来ました。なんだか神様に背中をどつかれてるような気がして来ました。

「ええい!もうこうなったら行っちゃえ行っちゃえ!」

と言う事でなんとまあ、一ヶ月のロングラン決定、と相成りました。

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本当不思議ですね。

まさか美学校9期生の皆さんと再開して、鍋会飲み会の果てにUPLINKさんに道がつながっているとは。

先日の『魔眼』受賞も、なぜか間野君の故郷、長岡での受賞……。

不思議な事もあるもんです。

・9期生の作品に僕が出演してなかったら……。

・ちぇんさんが、僕のバイト先に入って来なかったら……。

・間野君が僕の近所に住んでなかったら……。

・大畑君と伊藤君が中央線沿線に住んでなかったら……。

・昨年「W/3」をUPLINKさんで上映してなかったら……。

・『大拳銃』が、ぴあで入選してなかったら……。

その他諸々……、どれが欠けても『傑力珍怪』が一ヶ月興行になる事は無かったのです。

ゲスト作品を出品して下さった方々も、これまた書ききれないほどの不思議なご縁があって作品をお借り出来たわけです。

僕は常々、どんな小さな作品でも完成するのは「奇跡」だと考えています。

何かが起こる時、そこには目に見えない様々な要因がからみあっている物です。

今回の『傑力珍怪』は、まさに思いもよらぬご縁の賜物でございました。

見にきて下さった皆様、ゲスト出品者の皆様、UPLINKの皆様、映画秘宝の皆様、映画芸術の皆様、応援して下さった各地の皆様、本当にありがとうございました。

「傑力珍怪」、まだまだ続きます。今後ともよろしくお願い致します。

と言う事で、引っ張りまくった「なぜ始まったか」シリーズも、終わりにしたいと思います。

ご愛読ありがとうございました。

2009年10月26日

大阪へ行ってきました。part2

間野です。先に副音声のナカイさんがアップしましたが、part2です。

にいやさん登場の前に、梅田TOHOシネマズでナカイさんオススメの3Dの映画『ファイナルデッドサーキット』を鑑賞。

プラスチックのメガネをかけながら見る3Dの世界。内容は強引な「死の連鎖」理論で、強引な偶然から強引に人が死にまくる。それを強引に阻止しようとする必死な主人公。と、これはシリーズ物らしいので知っている人も多いのでは?

バカバカしくて楽しかった。これでもか、と内臓を「ぐちゃっ」と噴き出したりしていて、それを一番やりたいんだろうな、と思った。

しかし3Dにしてまで見たいかと言うと、料金が高くなるので「NO!」(BY勝間和代『断る力』)だった。


そして梅田駅でにいやさんと待ち合わせ。

f:id:ketsurikichinkai:20091024131100j:image:left朝早くからの仕事の後に新幹線でご来阪。












やれやれ、つかれました〜。と言ってそうである。お疲れ様です。












我々はにいやさんの案内でにいやさんの母校へ。

f:id:ketsurikichinkai:20091024131022j:image:leftここはにいやさんが通っていた校舎。現在は大阪ビジュアルアーツになっている。

にいやさんはこの校舎の方が思い入れがある模様。

f:id:ketsurikichinkai:20091024130935j:image:leftそして今回、校内を案内してくださった森先生と記念写真。森先生は、上から下までの教室を楽しそうに身振り手振りをまじえて解説してくださいました。ありがとうございました。

詳しくはナカイさんの副音声を参照あれ。


森先生が「鉄人28号を見に行こう!」と何度もにいやさんを誘っていたのが印象的でした。次回は行きたいですね。

森先生は大阪デザイン学院の1期生で、にいやさんが3期生のときにはもう講師としてにいやさんを教えていたとのこと。にいやさんは一番前の席に座っていたとは本人の証言。

後ろに見えるのは現在製作中のアニメーション科の生徒の卒業制作。「毛」が主人公らしい。

f:id:ketsurikichinkai:20091024130924j:image:leftキャラクターと背景を動かしながら撮影できる「夢」の機械。

これはいいなあ。

一家に一台はほしい。

wiiよりもこれで家族でアニメーションを作って盛り上がるほうがいいんじゃないか。

にいやさんは『烏賊祭』を作ったときはこれをダンボールで自作したとのこと。

それであんな細やかな動きを出したのか。

大変な苦労がわかります。


f:id:ketsurikichinkai:20091024130833j:image:left特殊メイク科(?)の廊下にあったクマの頭。

f:id:ketsurikichinkai:20091024130802j:image:left傑力的な打ち合わせ前の様子。

大阪で興行できるのか?

お楽しみに!

f:id:ketsurikichinkai:20091024130711j:image:leftここからは沖縄居酒屋での一コマ。


下の写真にある通り、昔の映画にありそうな懐かしい感じの畳の部屋に案内される。若尾文子がいたら最高だな。

ここのコースが安くておいしくてたっぷり。ぜひまた行きたい。俺はゴーヤビールを初めて飲んだ。これが飲んだ後に、喉にぴりっと効く感じでおいしかった!

にいやさんの向かいに座っている男性が、吉田勝二さん。

『A BIG GUN』大畑創、『魔眼』伊藤淳、『地獄に堕ちたシェイクスピア』間野ハヤトと映画美学校9期の同期である。

現在は神戸で活動中。5月の先行試写に渋谷まで来てくれて以来の再会。彼の映画は面白い!新作が楽しみである。

その隣にいるのが大阪の傑力サポーターHさんことスクールオブジャックさん。

若尾文子のかわりにこんな素敵な人形が。今にも髪が伸びそう。

f:id:ketsurikichinkai:20091024130623j:image:leftせっかく関西に来たので、一足先ににいやさんは岡山に里帰り。

その後、注目の監督・吉田勝二は大好きな『殺しの烙印』について熱く語り、

スクールオブジャックさんは『ジョーズ』が好きだと熱く語り、

ナカイさんは『黄金』がオススメ!とヨッパライ、

俺は吉田勝二は最高に面白い!一緒に映画作ろう!

と熱く語ったのだった。

f:id:ketsurikichinkai:20091024130554j:image:left梅田への地下道を歩く面々を俺はひたすら激写。

しかし、このカメラはよくブレる。

上の写真の右上から二つ目、ナカイさんとスクールオブジャックさんが踊っているように見えるのは、何をしているんだろう?

そしてなぜかカメラを向けられるとメガネを外す吉田勝二の顔。

どことなく前回の横尾さんのポスターに似ているような。

part3へと続く。

2009年10月25日

大阪へ行ってきました。(副音声)part2

こんばんは、前回に引き続き現地コーディネーターのナカイです。前回に引き続き、大阪編をご紹介させていただきたいと思います。

新谷さんが、14時頃大阪駅に到着しました。そして、新谷さんが通っていた、アニメーションの学校を案内してくださるというのでついてゆく。またしても、現地コーディネーターにはなれず。

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堂島あたりにある、「大阪デザイナー専門学校」です。新谷さんの先輩にあたる、森先生にご案内してもらいました。私、伊藤君に引き続き、森先生も伊丹市の出身だそうです。

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はじめは、私はブラーっと学校を一回りするぐらいかと思っていました。しかし、森先生がとても丁寧でしかも勉強になることに気づき、あわててメモを取り出す。今回ご紹介いただいた学校は、アートアニメを教える事の先駆者的な存在であり、芸術を教えることの試行錯誤を話していただきました。

1年目は全般的な勉強をし、2年目から専攻を変えることができるとか。あとは、集団制作と個人制作、どちらも経験できるようにカリキュラムを考えるそうです。

まずこちらの写真ですが、昔のとある生徒が壁に絵を描いたことから始まり、今では毎年この廊下の絵を更新するそうです。壁の個所によって画風があり、私ドアの横あたり好きだな、とか考えてました。自由でイイッ!f:id:ketsurikichinkai:20091024131748j:image

次に、真ん中の写真は、漫画の背景の授業でした。この時、生徒さんは木を書いていました。なるほど!葉っぱは一枚ずつ書くんではないんだ、とまた一つ学ぶ。一番下の写真は、卒業制作で大きなキャンバス(B2)に書くのだそうです。この部屋の感じ好きでした。表現は変かもしれませんが、生徒さん達が芸術を学んでるの、と独特のプライドを醸し出しているような感じがして。やっぱりそうでなくっちゃ。

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こちらのお人形は夜歩き出しそうですが、教室の雰囲気が明るいので、残念。

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こちらは特殊メイクの学科です。無作為に怪物やら、モンスター・ハンドやらがご〜ろごろ。一番上のフクロウは一体なんやねん。真ん中の写真、生首は、さすがに生きている間野氏と切実さが違います。

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さて、以上が学校見学。

学校から出て、3人で喫茶店へ行ったのですが、そこで新谷さんが「なんでメモとってたの?」私に聞きました。私もその時なんでだろって思いました。そして、今メモを見ながら記事を書いていますが、字が汚くて残念ながらあまり読めません。でも、熱意がそうさせたのだと思います。そう、森先生が、自分の学校を誇りに思う気持ちが。

ファッションデザインからプロダクトデザイン、アニメーション、隣のビルには写真・映画とマジすご〜い学校でした。校風も自由な感じでとても楽しそうでした。軽い気持ちで見学に行ったのに、危うく入学するような気持ちになっていました。森先生、お忙しい中ありがとうございました!

<余談ですが>

そのあと、新谷さんと間野氏、そして学校の同級生だったYさん、傑力珍怪のサポーターHさん(このお二人も関西在住)と沖縄料理店にてお食事。

飲み会のお話なのでざっくりですが、下の写真は、Yさんが切符を間違えて改札を通れなかったところ。お優しい女性二人が心配しています。

一番上は、現地コーディネーターがほろ酔いで、恥ずかしながら、性格が悪そうな顔になっています。こんな顔は生まれて初めてしたのですよ、お間違えないように。

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それでは、長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました!

2009年10月23日

大阪へ行ってきました。(副音声)

はじめまして。今回傑力珍怪・大阪編の現地コーディネーターとして同行しました、ナカイです。せっかくの機会ですので、副音声を新潟編に続きご紹介させていただきたいと思います。なぜ私がというと、現在大阪に住んでいるためです。

まず副音声として…間野氏は電車を撮ると決意されていたようですが、毎回電車が駅に到着したあたりでその決意を思い出し、カメラを取り出していました。そこからデジカメの電源を入れたりしてたら、その電車には乗れません。今まで待った電車を、写真を撮ったら乗り遅れる。作家は常に「矛盾」と戦うものなので、もしかしたらこのギリギリを作家として楽しんでいたのかも。素晴らしいですね。

次に、京橋あたりの探索に関して。私事ですが、通っていた大学が京橋駅が乗り換え地点だったので、もう何度も×2…それは京橋駅を降りた思い出があります。そして、現地コーディネーターとして一言。「反対側の出口から降りたのは、この日が初めてだった。」住んでいたら、そんなものなのでしょう。ここでいったん、コーディネーターを辞職しました。

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次に、私と伊藤氏の出身市である「伊丹市」。ご存じない方に少し、補足させていただきます。伊丹空港の近くに公園:スカイパークがあり、8時から21時まで、無料で入っていただけます、無料で。


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最後に、美術館です。「日本へそ公園駅」

関東に住む方にはローカルな地名で申し訳ないですが、行きは篠山口方面から向かい山側を見、帰りは明石方面経由の海側の見るルートがいいです。電車好きの現地コーディネーターは血が騒ぎました。

そして、帰り際の大阪駅にて、へそ公園の駅名入りの切符をいただくことにしました。その時の駅員さんが「この駅名は珍しいですからねえ〜」とにこにこしながらハンコを押してくれました。ご機嫌のいい駅員さんというのは、この駅名くらい珍しいです、と握手したくなりました。

今回、初めてこちらの美術館に行きました。私が心に残っているのは、あの世界の横尾さんが書いた「整理整頓」という学校用のポスターでした。もし私の小学校にあって、毎日何気に見ていて、数年後そのポスターが大作家が書いたものだったら驚くだろうな。

関西に来られる際は、旅気分で、上記の行き方でめぐることをおすすめします。

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お約束。

ここまでは、傑力珍怪には直接関係のない序章でした。そして、長くなりましたが、初の記事を読んでいただきありがとうございました。

皆様が関西に来られる際の参考にしてください。

この次からが本編になるのでお楽しみに。新谷さんの母校に行って生首を見たり、地球外生命体に遭遇したり。(ひー)

↓新谷さんはまだかな〜

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part2へと続く。

2009年10月22日

大阪へ行ってきました。

間野です。私用と傑力的な用事で大阪へ行ってきた。深夜バスを有効利用してほぼ4日分滞在したぜ!

深夜バスの為に今回は乗る直前にスウェット上下に着替えたり、首枕、アイマスク、そしてマスクを揃えたり、万全の態勢を整えた。

結果、疲れは大分軽減された・・・と思う。

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←左の写真。今回は見た電車すべてを写真に収めようと決意したのだが、忘れてしまい残った写真はこれだけ。電車と伊丹空港の飛行機たち。

f:id:ketsurikichinkai:20091022232157j:image:left↑まず朝ついて向かったのが、京橋にある通(つう)な銭湯ユートピア白玉温泉」。

ここはインターネットで調べて一度行って驚いたことがある。水風呂ならぬ氷風呂があるのだ。氷の塊が水風呂に落ちてくる!というすさまじい光景が見れる。

今回は心臓の為に氷風呂は遠慮しておいたが、お湯は相変わらずやわらかくて快適だった。


f:id:ketsurikichinkai:20091022232149j:image:right→そして今回の現地コーディネーターのナカイさんと合流。

f:id:ketsurikichinkai:20091022232137j:image:leftこれはもう二日目。

ナカイさんの地元「ITAMI」つまり伊丹伊丹空港に隣接されたスカイパークにて発見したITAMIマーク。

伊丹は『魔眼』伊藤淳の故郷でもある。

駅前で伊藤君に似た人を5,6人見かけた。親戚だろうか。


f:id:ketsurikichinkai:20091022232100j:image:left大好きな横尾忠則さんの美術館に行ってきた。西脇岡之山美術館である。

横尾さんは兵庫県西脇市出身なのだ。

ここに来るのは二度目。無人駅を乗り継ぐのも楽しい。

ちなみに美術館の最寄り駅は「日本へそ公園駅」。

西脇市のこの地点は日本の中心、つまり日本の「へそ」らしい。

この無人駅の目の前には大きな川があり、後ろには公園と美術館があり、夢みたいな場所だ。


美術館は磯崎新氏が設計した電車をイメージした建物。俺は正面から見た感じが好き。

今回は美術館につながる三角屋根の部屋「瞑想ルーム」で、瞑想にも挑戦。横尾さんの絵を見たばかりで、瞑想どころじゃなかった。

今やっている企画展は「確想重積の光景」!!!

横尾さんの作品がグラフィック、西脇関係、近年と3部に分かれていて見ごたえがあった。というか、ファンだから見れてうれしかった!

10代からずっと横尾さんの絵を見ているから、同じ絵を違う美術館やギャラリーで見たことがあるなあと思うと、絵が歩いているようで不思議。

それとポスターと本を買えてうれしかった!

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横尾さんの壁画とコラボするナカイさん。













いいんじゃないの!?















アラーキーなら「グーッ!」って言うね!


















次回はにいやさん登場!

part2へと続く

2009年10月18日

『傑力珍怪』が、なぜ始まったか。その3

さて、その3です。

本当は月曜が僕のローテーションなんですが、明日からちょっと留守しますので、今日更新。

美学校9期生の作品に参加してから数年。『人喰山』をアップリンクファクトリーでお披露目上映した2008年夏頃から、僕は腰痛で寝込む事になりました。

座り机でないと仕事ができないタイプなんで、学生時代から20数年胡座をかいてたんですけど、とうとう腰に来てしまったのです。整体に行って、腰が治りかけたら今度は股関節が痛み始めて歩けなくなりました。

先生曰く、「胡座のかきすぎで、腿の筋肉が伸びている」との事。

関節の問題ではなく筋肉痛らしいのですが、とにかく歩けない。

結局、夏から冬までほとんど寝たきり。

なんとか『人喰山』を本格的に公開しなければと思いながらも、なんともならずつらい日々を過ごしていたのでした。といっても、バイトしないとご飯が食べられませんから、ビッコひきながらバイトは頑張ってたのです。

そういえば、腰痛の本格的発病は八王子市夢美術館に「株式会社アドシステム」を見に行った日でした。『決断』の設定画が素晴らしかったです。

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そんなある日、バイト先(某ファミレス)に新しいウェイトレスの女の子が入って来ました。

その女の子と休憩時間に話してると「にいやさん、映画やってるんですか、私も好きなんですよ、8ミリとか」なんて言い出すじゃありませんか。

「映画好きなの」「はい」「どこか学校でも行ってたの」「映画美学校に」「なに! じゃあ先生は大工原さんか?」「ええ〜っ、なんで大工原さんを知ってるんですか?」

僕は以前から「この娘にはどこかであった事がある……」と思ってたのですが。なんと、彼女こそ僕が先生役で出演した作品の制作部だったのです。

それがこのブログを立ち上げた張本人、左側に写真がありますが、近藤ちぇんさん。

なんで「ちぇん」と言うかというと、笑い顔がジャッキー・チェンに似てるからなのでした。会った事あると思ってたんだよなあ〜。

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で、それ以来彼女に時代劇のビデオを貸してあげたり、僕が作った作品のDVDを見せたりしてるうちに「にいやさん、私の同期生が映画を作ったんですけど、見てもらえますか」という展開に。

ちょうど年末でした。

「良いよ、いつ来る」「新年の二日に」、で、年が明けました。

年末年始もファミレスのバイトは休みはありません。元旦に働いて、疲れてかえって来て「明日は近藤さん達が来るから、ちょっと掃除しなきゃな……」と思ってるところに「にいやさ〜ん、来ました〜」「ええ〜〜、明日じゃなかったけ」「私、一月一日って言ったと思うけど……」

とまあ、その時一緒に来たのが間野君。「俺、元旦に行くってのはおかしいと思ってたんだけど……」これが間野君の声を聞いた最初。

とりあえず二人を部屋に上げて、さて困った。

二日なら、ちょっとお店も開いてるだろうから鍋物でもと思ってたんですが、さすがに元旦はコンビニしか開いてません。そういう時は湯豆腐

湯豆腐 - Wikipedia

関東では鶏肉や白菜などを少量入れるらしいですが、僕は関西の生まれなので鍋の中は昆布と豆腐のみ。醤油と鰹節とすりゴマと葱のみで食べるのです。これが美味い。

そう言えば、ちぇんさんは池波正太郎のファンですね。湯豆腐はぴったりです。

と言う事で、湯豆腐食いながら間野君の『地獄に堕ちたシェイクスピア』を見せてもらいました。

この作品、普通の映画的な作りじゃないけど、僕はとても面白かったのです。

で、こちらも手持ちの作品やら、テレビ録画の変な映画やらを見せてると「今度は他の友人を連れて来ていいですか」という展開に。

さて、それから毎週のように大畑君やら伊藤君やら、『傑力』で時々司会してた玉川君やら、比木君やら、9期生の連中が来るわ来るわ。

そこで僕は毎回水炊き、すき焼き、キムチ鍋、カレースパゲッティなどなど飯を作りつつ、手持ちの『みなしごハッチ』やら『009』やら『快傑ズバット』やら、海外のアートアニメやら、『必殺からくり人』やらNHK人形劇やらのビデオを見せまくったのです。

以来春先まで四ヶ月、にいや家は珍品ビデオ上映&宴会場になってしまたのです。いや、飲んだ食った、太った太った。

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↑変な人がいますねえ……。

「一年の計は元旦にあり」と言いますけど。まさかそれ以来飲み会と上映会の日々になるとは……。

以下、来週。

2009年10月15日

傑力珍怪の〜That Summer Feeling〜

間野です。

9月4日の最終日にわざわざ(たまたま?)大阪から来てくれたスクールオブジャックさんから、写真が届きました。

朝まで飲んだ後、山の手線に乗る俺たち。

いい写真ですね。ありがとうございます!

なぜか編集できなかったので、そのままのサイズで載せます。

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あの夏の日の感情

あの夏の日の感情

あの夏の日の感情は

ある日また、君を訪れる

ジョナサン・リッチマン『That Summer Feeling』)

みなさんにとって、傑力珍怪の映画は夏の思い出になったのでしょうか。

夏にぴったりの濃い4本立てだったのではないでしょうか。

11月22日にはリターンズVOL2もあります。

秋にぴったりの渋い5本立てだと思います。

未見の方も、また見たい方も劇場でお待ちしております。

2009年10月12日

『傑力珍怪』が、なぜ始まったか。その2

まいど、にいやです。

『傑力珍怪』が、なぜ始まったか。その2です。

さてさて、先日はプレ『傑力珍怪』とも言うべき『W/3』の事をお話しましたが。今日はさらに昔にさかのぼります。

今から4.5年前でしょうか。間野くん達が現役学生だった頃の事です。

映画美学校の講師を勤めている井川さんから電話がかかってきました。

「9期生の実習作品で特撮が必要だ、アドバイスしてくれ」

毎度の事です。

僕はアニメーション作家なんですが、美学校特撮が必要な時やアニメーションが必要な時、絵コンテが必要な時には呼び出されるのです。

映画美学校にはスタジオがありません。

そもそも関東大震災に耐えたと言う由緒ある銀行の建物が、現在の映画美学校校舎なのです。

建物に入るとホールがあります。ここが美学校の中枢。

ある時は教室となり、ある時は談話室となり、ある時はスタジオとなる、多目的空間です。

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写ってるのは井川さんのはずですけど、顔がすっとんでますね。

恐らく、事務局の山口さんの私物魚眼レンズを借りて、ストロボ焚いて撮ったんでしょう。ここまで広いホールではありません。

話を元に戻して……。

美学校にはスタジオがありませんから、特撮などが必要な時はアニメーション的な発想で写真を使った特撮を使用する事が多かったのです。

最近はデジタル化されてしまって、僕にはお呼びがかからなくなりましたが、昔は16ミリカメラで写真アニメをコマ撮りしたりしてPプロみたいな特撮をやってたのです。

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動画はPプロの『マグマ大使』。冒頭の円盤はアニメーション、空中に吸い上げられる車は模型、バックは写真。ビルの間を飛ぶロケットの場面も、恐らく手前のビルは写真でしょう。まあ、こういう手作り特撮を写真アニメーションでやってたわけです。

で、9期生の現場に呼ばれて色々と特撮のアドバイスをしました。

この時の作品は大橋礼子さんの『視界肉体旋律暗号』という作品(彼女は先日、東京芸大で『SAD CITY』という作品を撮りました)。近未来SF青春映画です。彗星地球にぶつかりそうだ……という設定でした。で、僕は彗星の作り方をあれこれアドバイスしてたんですが、結局彗星はデジタルで合成する事になってしまいました。

そのかわり「新谷さん、出演してくれませんか」という展開に。

僕はなぜか高校の英語の先生の役で、耳くそほじくってあくびをする演技をさせられたのでした。

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これがその時の写真。役名は金井虎吉。

大橋さん、勝手に画像使ってすみません。でも、僕の写真だから良いよね。

で、その時は何も考えずに出演して、アフレコして、「ああ、面白かった〜」で終わってたんですけど。

まさか、この時のご縁が、数年後『傑力珍怪』となって渋谷を一ヶ月も蹂躙する事になるとは……。

神ならぬ身の知る由もなし、なのでありました。

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おまけ 僕のHP「幻のソドム城」より

健康に良さそうなことを色々と調べてみた結果

これは昔、僕が作った「美学校映画祭」(まあ、美学校学園祭みたいな物です)のWEBチラシです。美学校の外観はこんな感じ。

もちろん花輪やモンローは立ってませんし、バカでかい看板はありませんけど。

*僕に「特撮の相談に乗ってくれ」と電話して来たのは、井川さんじゃなくて大工原正樹さんでした。ピンクやエッチVシネで名作傑作を発表されてる方です。

井川さん、大工原さんの映画に関してはこちらへどうぞ。

404 error - File Not Found


『傑力珍怪』が、なぜ始まったか。その3に続く。

2009年10月11日

『傑力珍怪映画祭 リターンズVOL.2』詳細決定!!!

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トップ画像にも書いてありますが、『傑力珍怪映画祭 リターンズVOL.2』の詳細が決定しました。

11/22(日)16:30開場 17:00から上映。

17:00『大拳銃』 → 17:35『魔眼』 → 18:00『人喰山』(休憩5分)

18:40『地獄に堕ちたシェイクスピア』 → 19:05『穴』 (休憩5分)

トークショー 19:50より「Jホラーとアルジェント、血で描く童話」

新作『恐怖』(来春テアトル系公開)の高橋洋監督と、「ダリオ・アルジェント 恐怖の幾何学」著者の矢澤利弘氏をお迎えしてのスペシャルトーク!

司会は『魔眼』の伊藤淳が勤めさせて頂きます。お楽しみに!

矢澤さんの「アルジェント研究会」はこちら。

DARIO ARGENTO GEOMETRY OF HORROR

2009年10月07日

新潟に行ってきました(副音声)part3

間野です。

柏崎で3日目スタート。

JB激似のばあちゃんの朝ごはんは大ボリューム。柏崎ソウルフードを朝から堪能。

あとから聞いた話だと、伊藤君は普段は朝ごはんを食べないらしい。食べ過ぎて相当大変だっただろうな。

ちなみに前日のとみ家では、とちはエビフライを尻尾まで食べ、伊藤君は尻尾を残していた。

f:id:ketsurikichinkai:20091007015900j:image:leftその後、とちの車で柏崎の海沿いをドライブ。浜にたくさんあるゴミにも物語があるんだな、オレみたいに。

向こうには佐渡島が、と海の向こうを指差すが曇り空にさえぎられ島は見えなかった。

f:id:ketsurikichinkai:20091007021915j:image:leftさらにドライブして洞窟を発見。俺と伊藤君はなんとか岩沿いに這いつくばって穴の方まで渡る。

洞窟を探検しようと思ったが、道はどこにも通じていなかった。

そこにはあるのは波に打ち上げられたゴミ。

またはCAVE PARTYのあとだろうか。

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洞窟の上をのぼると展望台。

そこに、どデカイきのこを発見。それぞれに記念写真を撮る。

f:id:ketsurikichinkai:20091007015620j:image:left駅の方へ。

公園には汽車とヘリがあるじゃないか!!!

自衛隊からの寄贈品らしい。

俺たちアクション俳優。

f:id:ketsurikichinkai:20091007015619j:image:leftイメージは横尾忠則の『終わりの美学』 ぽーっ!

昼はまたしてもてんこ盛りのソウルフード

「喰え、ハッ、ヤングメーン、ハッ」とばあちゃんがシャウト。


f:id:ketsurikichinkai:20091007015618j:image:leftそして伊藤君と、とちは帰っていった。

伊藤君もとちも楽しめたようでよかったなあ。

その夜、兄と合流した俺はまたしてもとみ家に行き、死ぬほど食べたのであった。

翌日は兄たちとドライブ。

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じいちゃんの田舎を見下ろす山まで行く。田んぼを上から見ると、こんな感じか。

そして兄の運転する車で東京へと帰ったのだ。

久しぶりに妹とだらだら話をしながら。

楽しかった〜。

こうして俺の賞味3泊4日の、映画祭に便乗した帰省ツアーは終った。

みなさん、お世話になりました。

長岡市民映画館を作る会のみなさん。

とち、ばあちゃん、じいちゃん。兄貴。フレンド。田んぼ。まじ、リスペクト、めーん。

そして伊藤君、賞をとってくれてありがとう!


数少ない読者の方々、読んでくれてありがとう。

ファンレター毎日読んでるよ。

じゃあ、また会う日まで。アディオース。


おわり

2009年10月06日

新潟に行ってきましたpart3

伊藤です。

映画とかもう無関係な新潟3日目です。

朝ごはんはお米と味噌汁、焼鮭。

僕は魚を食うのが苦手で、皿の上が皮とか骨とかでぐちゃぐちゃでしたが、間野くんの幼馴染のとちさんの皿の上には骨も何も残ってませんでした。

僕は前日の記憶をたどり、とみ家のエビフライの尻尾をとちさんが食べたかどうか思い出そうとしましたが思い出せませんでした。

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その後、食べ過ぎたので1時間ほど仮眠して、柏崎の海を見に家を出ました。

生まれて初めて日本海を見ました。

浜にたくさんゴミが打ち上げられていました。

f:id:ketsurikichinkai:20090930024854j:image:left

柏崎刈羽原子力発電所

原発が見える・・・オレたちゃまるで砂つぶだ・・・(「さくらの唄」より)」


昨夜、見たときは闇に煌々と輝いていてカッコ良かったですが、昼見ると発電所感が薄れます。


f:id:ketsurikichinkai:20091003231800j:image:left

海沿いにドライブしていると洞窟を発見。

鬼穴というらしいです。

f:id:ketsurikichinkai:20091003231759j:image:left

中に進むこと3秒、行き止まり。

ここにもたくさんゴミが打ち上げられてました。

岩場でフナムシが50匹くらいザワザワしてて、気絶するくらい気持ち悪かったです。

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洞窟の上にある御野立公園の展望台から。

曇ってて見えませんでしたが佐渡島も見えるそうです。

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案内板によるとさっきの鬼穴はなぜか60年に一度、砂に埋まるらしいです。

その理由は僕が一生かけて考えていこうと思います。

でも、埋まった穴はどうするんでしょうか?そのままなのかそれとも誰かが砂を掻き出すのでせうか?

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←怪しいきのこを発見する間野くん。

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車からヘリと蒸気機関車が見えたので降りる。

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思いのほか、テンションがあがってしまう。


その後、疲れたのでおばあさんの家に戻り、昼食を頂く。

メニューはシュガートースト、赤飯、梨、牛乳、枝豆、ぜんまい

僕らの食べてる様子を見ておばあさんはとても喜んでいるようでした。

その後、おじいさんが執筆された本を2冊もらい、記念に写真を撮る。

のんびりしてると東京に帰るバスの時間が近づいたので、そろそろと身支度する。

別れ際、合流した間野くんのお兄さんとフィアンセの方、妹さんとみんなで記念撮影。

おじいさん、おばあさんには本当にお世話になりました。

ありがとうございました。

とちさんの車でバス乗り場まで送ってもらう。

3日間、色々案内して頂いてありがとうございました。とちさんが東京に来たときはとことん面倒みますと約束してお別れする。

バスを待つ間、隣でいちゃつくカップルを無視して今回の旅を振り返る。

新潟のいいところを見て、素晴らしい人達と出会い、最高に豊かな旅でした。

温かく懐の広い人達との出会いにはとても勇気づけられたし、遠い長岡の地でも様々な形で真剣に映画に向き合っている人達がいることを知って自分の考えも広がりました。


バスの窓から黄昏時の田園を眺めながらまた新潟に来れたらいいなと思いつつ深い眠りに・・・

23時半くらいに池袋に着き、人でいっぱいの駅構内を歩いて、東京に戻ってきたと実感する。


というわけで3回に分けてお送りしました新潟レポートもこれで終わりです。

読んでいただいた方、ありがとうございました。

それではまた


おわり

2009年10月05日

ダンプねえちゃんとホルモン大王の決闘を目撃した!  にいやなおゆき

「ダンッッ プッ。 ねえちゃんですっ!」

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先日、アップリンクファクトリーでの『ダンプねえちゃんとホルモン大王』最後の試写会に行って参りました。

いや、ダンプねえちゃんとホルモン大王の決闘に立ち会って来た、と言い直そう。

凄い決闘だった。

ゴジラキングギドラ……いや、むしろヘドラとサンダとガイラと獣人雪男デスマッチとでも言うべきか。

もちろんダンプねえちゃんはヘドラだ。

水槽内で泳ぐオタマジャクシ状の幼体ヘドラは、ドジョウコンドームを被せてメイクを施したもので、水槽に電気を通して動きを撮った。陸上ヘドラの頭頂部にはひび割れがあるが、公開当時は「怒ると脳味噌がはみ出てくる」と説明されていた。

以上、Wikipediaより。

凄いのは宮川ひろみさん演じるダンプねえちゃんだけではない。

何と言っても「オ〜〜ラァ〜〜〜!!」と叫ぶ切通理作さんの大先生が良い。

「ゴリラゴーゴー! ゴリラゴーゴーゴー!」「ダンッ?」「ダ?」「ンプ?」と、名台詞にも事欠かない。

他にも高橋洋さんやら、篠崎誠さんやら、吉行由実さんやら、友人知人の皆さんがドンドコ出て来る。これがまた名演、名キャスティング。この作品は自主映画界のオールスター映画でもあるのだ(高橋さん達は自主映画もやってるプロの人たちだけど)。

そう言えば、塩田明彦さんもカンフー映画のファンだ。ずいぶん昔、塩田さんに「カンフー映画を撮れば良いのに」と言ったら「カンフー映画というのは、実はスター映画なのだ、だからスターが居ないと成立しないのだ」と言われた事があった。

そうだ、『ダンプねえちゃんとホルモン大王』は、自主映画界のオールスター映画だからこそ、現代の日本でカンフー映画を成立させ得たのかもしれない、と、今思いついた。

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そうなのよ、怪獣映画もスター映画なのよ。

僕は昔から持論があるんだけど。成功する怪獣は、その映画会社のスター俳優に似てるって事。

ゴジラ三船敏郎にそっくりじゃん。

ガメラ勝新太郎にそっくりでしょ。

敵怪獣も、ギロンは成田三樹夫ギャオスなら市川雷蔵

じゃあモスラは?  はい、原節子です。

ああ〜〜、ガッパが裕次郎に似てさえいれば。

ギララが笠智衆に似てさえいれば。

日本怪獣界は隆盛を保っていられたのに。

とまあ、そういう風に『ダンプねえちゃんとホルモン大王』は、カンフー映画であり怪獣映画であり、さらに東映ヤクザ映画でもあるのだ。あ、ホルモン大王は文太口調ですよね。きっと九州ヤクザ映画館で文太ばかり観てたんだろうな。本当は『仁義なき戦い』よりも、『トラック野郎』の方が好みだったりして。きっとそうだ。『仁義なき戦い』口調なのは見栄はってるんだ。ホルモン大王は優しいやつさ。

ああ、ホルモン大王とダンプねえちゃんが一緒にダンプに乗って疾走するシーンを観たかった。で、200キロくらい出してるのに、抱き合ってキスしてて、父ちゃんのラーメン屋にダンプごと突っ込むんだ。かっこ良い。

で、高橋さんが火だるまになって飛び出して来て、「このバカ娘!」って、中華鍋でねえちゃんをドつくんだ。

明らかに知能の低そうなキャラばかり出て来るこの映画だけど。マカロニウェスタンだって、知能の高いキャラなんか全然居ない。

『ダンプねえちゃんとホルモン大王』は、偏差値から言ってもマカロニ並みだ。東映大部屋並みかもしれない。それでも『激殺!邪道拳』よりはましか。

かなり低い。

しかし、ここが面白いところなんだけど、世間で言う「バカ映画」ではないのだ。

ましてや「パロディ映画」でもない。

現代日本で、かつて自分たちが観て育ったジャンルムービーを、自らの手で復活させたい。映画を作ってる連中(特に昭和30〜40年代生まれのあたり)は、みんなそう思ってるはずだ。だけど、それはとても難しい事なんだ。

藤原章監督は、それをやってのけた。

ああしかならなかった、だけ、かもしれないが。

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中学生の頃(僕は小学生だった)。ブルース・リーに憧れて、『空手バカ一代』を熟読して、瓦を重ねて何枚割れるかだけが人生の価値になっていた、あの頃。

空手の達人とか、喧嘩に強い、とかの実用的価値よりも、瓦の枚数こそが重大だったドラゴンな時。

藤原監督は、そんな頃と同じ気持ちで、瓦を何枚割れるかだけを目標に『ダンプねえちゃんとホルモン大王』を撮ったんだ。きっとそうだ。決まってる。

『ダンプねえちゃんとホルモン大王』は、UPLINK Xで12月からロードショーだ。

みんな観た方が良い。瓦を割り損ねて、手が血だらけになったあの頃を思い出すだろう。三角飛び蹴りの練習ばかりしてて、毎日学生服のケツが破れて怒られてた頃の気持ちを思い出すんだ。

「そんなバカな事やった事無い」と言うやつらこそ観た方が良い。瓦を割って血と涙を流しながら、誰もが大人になって行くのだ。ハア〜、ポックンポックン。

だけど、僕は思う。『ダンプねえちゃんとホルモン大王』は、そこらの中学校の学園祭でかかるべき映画じゃなかろうか。または田舎町の公民館で、おとな300円、高校生200円、中学生100円、子供50円くらいで上映すれば良い。子供達は「ゴリラゴーゴー!」と叫びながら公民館から出て来るに決まってる。

「ダンッッ プッ。 ねえちゃんですっ!」

おわり

*「『傑力珍怪』が、なぜ始まったか。その2」は来週お送りします。

「ダンプねえちゃんとホルモン大王」公式HP

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2009年10月04日

「傑力珍怪映画祭 リターンンズ Vol.1」続き 

10月2日の上映後に開かれたトークショウが面白かったので写真を追加させていただきます。

原田さんをふまえたトークショウは笑いも沸きあっと言う間に終わってしまいました。

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原田さんの私物、一発2500円の大拳銃(ガス銃)です。上映中に会場と原田さんの心を揺さぶった憎い奴です。

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上映後の後片付けです。マイクの線に苦戦しながら・・・。

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来月もリターンズがあります!今回とはまたひと味違ったものになるのでぜひ、お見逃しなく。

2009年10月03日

『傑力珍怪映画祭 リターンズVOL.1』ご報告。

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はい皆さん、昨日はいかがお過ごしだったでしょうか。

渋谷UPLINKでは、『傑力珍怪映画祭 リターンズVOL.1』が開催されました。

上映作品は『大拳銃』『魔眼』『人喰山』『AURORA』『二度と目覚めぬ子守唄』のエログロ大破壊5本立て! 

お客さんたち、眠ってから怖い夢見なかったでしょうか、おトイレに行けたでしょうか。とっても心配です。

さて、上の写真見て「なにか変だな?」と思った方。貴方は「傑力博士」です!

なんと、上映は二階の小劇場UPLINK Xではなく、一階の大劇場UPLINK FACTORYだったのです。な、な、なぜ突然変更に?

いや、新谷が打ち合わせのとき聞き間違えてただけです。各方面、すみません。

それともう一つの変なところ。そうです。大畑監督が居ませんね。

実は大畑君、透明人間になる薬を発明してしまったのです。さすがバーホーベン監督のファンだけの事はあります。


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さてさて、この写真はなんでしょう。

はい、実は原田さんのギミックセットなのです。

鈴をチリチリ言わせたり、ペットボトルをベコベコさせたり、ガラガラをガラガラしたり大変なのです。

後ろの方のプラスチックの入れ物には、瓶のキャップ(金属製)が入ってて、これをガチャガチャ振ったりもするという豪華SEセットなんですね。

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懐中電灯をチェックする原田さん。これを八ツ墓村よろしく、劇場内で振り回すわけです。

後ろにキーボードも見えてます。原田さん小学生の頃ピアノ習ってたんですって。

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これはトークショーの写真。

にいやが『人喰山』の犬の声や妖怪の声、蠅の羽音などを実演してるところです。

トークショーは傑力メンバー、プラス原田さん総勢五人の大所帯。

それぞれの作品の効果音の話、絵コンテの話、あちこちに話が飛んであっという間に終わり。

19:30から始まった『リターンズVOL.1』は、深夜23:00に終了したのでした。ああ〜疲れた。

2009年10月01日

明日10/2(金)は、『傑力珍怪映画祭 リターンズVOL.1』です!

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まだまだしつこく続く『傑力珍怪』!

月一興行(予定)『傑力珍怪映画祭リターンズVOL.1』は、明日の上映です。

10/2(金)19:00開場 19:30開映 UPLINK Xにて、一日のみの上映!

『大拳銃』『魔眼』『人喰山』『AURORA』『二度と目覚めぬ子守唄』の5本だて!

『二度と』上映後、22:00頃からトークショーがございます。

*お手持ちの前売り券、割引回数券、当日清算券も使用可能です。本興行を見逃した方、どうぞおいで下さい。

2009年10月00日

「傑力珍怪映画祭 リターンンズ Vol.1」続き 

10月2日の上映後に開かれたトークショウが面白かったので写真を追加させていただきます。

原田さんをふまえたトークショウは笑いも沸きあっと言う間に終わってしまいました。

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原田さんの私物、一発2500円の大拳銃(ガス銃)です。上映中に会場と原田さんの心を揺さぶった憎い奴です。

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上映後の後片付けです。マイクの線に苦戦しながら・・・。

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来月もリターンズがあります!今回とはまたひと味違ったものになるのでぜひ、お見逃しなく。