大阪・間野日記3

今日は渋谷で前田陽一の『涙にさよならを』(二回目)と『三億円をつかまえろ』を見てきました。両方とも素晴らしいです。『三億円をつかまえろ』で子連れ金庫破りをする有島一郎がかっこよいです。有島一郎っていーい顔してるなあ。

大阪・間野日記・完結編です。もうメンバーも帰ったので、あんまり写真を撮っていません。
ぼくがお世話になった知人宅のある伊丹市を観光。伊丹は魔眼ハカセこと伊藤淳の地元です。

猪名川が流れています。夏なので、草が生い茂りアマゾンのようです。昔はみんな猪名川を泳いで遊んだらしいです。


伊丹のプラネタリウムに一人で行ったり、美術館に行ったり、豆乳ソフトクリームを食べたりしました。
美術館では伊藤ハカセも見た素朴派の画家アンドレ・ボーシャン展を見る。画家本人が愛用していた帽子が飾ってありました。
そして美術館近くの酒蔵と旧お屋敷を見学。
伊丹といえば清酒「白雪」。伊丹は「清酒発祥の地」なんです。知ってましたか?
関西の人なら誰もが唄う「山は富士、酒は白雪〜♪」という広告が大阪駅にもありましたね。

さて、そんなこんなで日々は過ぎていきます。夜は毎日planet+1でご挨拶させていただきました。
上映中は下のカフェ太陽ノ塔でコーヒーを飲みながら、ボーっとしていました。カフェの店員さんたちがみな気さくで、とても居心地がよかったです。
大阪に行ったら、また行きます。

ある夜の上映後、劇場前でお客さんと談笑。この夜は某映画学校の学生さんたちがたくさん来てくれました。学校で映画を製作中らしく、モノを作る人の雰囲気を漂わせていました。


この写真はもう最終日です。本気の男・吉田勝二も来てくれて挨拶をしているところです。
喋るのが苦手な僕ですが、7日間挨拶をして慣れるかと思ったら、最後までたどたどしいまま。
「自分たちの映画を介して、見に来てくれた方たちと交流できたことが非常にうれしかったです。ありがとうございました」
というようなことを話しました。

そして戸田光啓さんと、桃まつり安川有果さんと、本気の男・吉田勝二らと「おくまん」で呑み最後の夜は終りました。
安川さんに「男の子っぽい映画ばかりでしたね」と言われて、その通りだなと納得。僕らは能天気な野郎どもの集団ですな。
この点、女性だらけの監督集団・桃まつりとは正反対かもしれません。今のところ。。。
安川さんの新作のアイデアを聞いて面白そうだなーと楽しみになりました。

戸田光啓さんに別れ際に「撮り続けてくださいね」と言われ、「よっしゃ!戸田さんが見てくれる限り、わいはやるでぇ」と思う。
ありがとうございます。

今回の大阪興行で映画には「交流」という機能があるのだ、と再認識できました。
「作る」「見る」だけではなく、「作った」「見た」からこそ生まれる関係があると。
感想を言ってくださって直接会話もできるのだし、話さなくとも「ああ、あそこにいるのが監督なんだ」となんとなく作品と監督が結びついて、見てくれた方の記憶に残ったかもしれません。それでなにが生まれるのかはわからないけど、遠い「知り合い」くらいになれたかもしれません。

たくさんの方と知り合えてうれしかったです。
新しい作品を撮ったらみなさんに見てもらおう。

ありがとうございました!!!

おわり





追記・グルメリポーター間野の大阪立ち食いそばの旅

一足先に帰ったにいやさんから電話で「たこ焼きそば」があるから時間があったら食べてみて、と言われる。
これは行かなくてはと思い、新大阪駅で立ち食いそば屋を探す。探した結果21番ホームにしかないことが判明。

これが噂のたこ焼きそばです。
この透明っぽい汁をご覧ください。店のオバハンに聞いたところ、どうやら明石焼きに使う汁を使っているようです。
そばつゆと、たこ焼きの衝突をイメージしていたのですが、その衝突は回避され見事なバランスでたこ焼きが浮んでおりました。
明石焼きは食べたことがないけれど、きっとこんな感じなんだな」とイメージしながら食べると食べやすいです。


ご満悦のリポーター。オバハンに撮ってもらいました。
新大阪駅で新幹線を利用する方はぜひお試しください。


おわり