北京リポート15

さあ、いよいよ北京リポートも最終回。
中国から帰ったのが九月半ば、今はもう十二月の終盤近く。なんとまあ三ヶ月もかかりました。では、ラストスパート行ってみましょう!!!



もう会場に行く事は無いんですが、現象珈琲館で食べた物をご紹介。これはジャガイモ飯。なんだか日本の肉じゃがみたいでした。




文字通りザーサイご飯。ドイツのチーズサンドイッチもそうだったけど、外国ではこういう素朴な食べ物が本当に美味しいですね。




これがやたらに出てくる果物。水っぽいですが、そもそも中国では生水が飲めませんから、これが水代わりか。ミネラルウォーター飲むより良いかも。




これが数々の料理を提供してくれた現象珈琲館のカウンター。お世話になりました。




そういえば、こんな写真があった。ホテルの玄関の床に映った鉄塔。カッコいい。




最終日、居残ってる日本組は僕とナスカさんだけ。二人とも昼過ぎには空港に行く予定です。午前中は二人で近所を散歩して買い物&朝食。これはホテルの近くで見た赤旗車。共産党のお偉いさんが乗る特別車でしょうか。




これは道ばたに立ってた鉄の豚。アーティスト村なんで、こういう物がいっぱいあるんです。




ナスカさんとスーパーで最後の買い物をして、帰り道に食事。いかにも大衆食堂っぽい所で、ナスカさんが壁のメニューをメモして筆談注文。食べたのはこのチキンライスと白っぽいラーメン(?)。このチキンライスは日本のチキンライスと全く同じ味でした。量は多いです。二人でちょうど良いくらい。




僕が冷蔵庫を指差して「これくれ」と注文した清涼飲料「杏仁露」。その名の通り杏仁豆腐の露っぽい味。美味しかったですよ。ナスカさんノーメイクですね、とてもUMAには見えません。




ラーメンの写真を撮るのは忘れてましたけど「麺の長さを測ろう!」と言う事で、こういう写真は撮ってました。長い長い長い。




ホテルに帰ったらナスカさんが「にいやさんの買ったおみやげを撮影したい!」と言い出しました。まったくナスカ姫の行動は読めませんじゃ。




これが僕の買ったお土産。スーパーで目につくお菓子、インスタントラーメン、干し肉、ドライフルーツなど買いまくったのです。ほとんど飲み会のネタ用ですね。




これは入れ物にノックアウトされて買ってしまったドライフルーツのアヒル盛り合わせ。中身のドライフルーツは不味かったです。アヒルは台所の小物入れとして活躍中。




ペンギンソーセージとお菓子類。中国のグミとか杏っぽい味のゼリー(?)など。右下の方に見えるのは味付け卵。お菓子類はどれも優しい味で、日本でも大受けでした。




これはパッチモンのディズニーノート。「造句本」とありますから、まあ「作文帳」ってところでしょうか。ミッキーのスイングがいかしてます。




と言う事で、ついにホテルを後に空港へ。タクシーを拾う予定だったんだけど、最後まで映画祭のボランティアドライバーの方がお世話してくれました。ありがとうございます。
で、この黄色い物は何でしょう?写真もピンぼけなんで分かりにくいでしょうが。これは全部トウモロコシ。走っても走っても続いてます。中国に着いた翌日に、超高層マンションの林立で仰天しましたが。最後はトウモロコシロードで度肝を抜かれました。




最終回のスペシャル画像。北京空港の大パノラマです。クリック拡大してご覧ください。総ガラス張りで、果てしなく広い未来都市。ほとんど『ガンダム』のスペースコロニーです。




ナスカさんと分かれて、搭乗口へ。晴天ですが、相変わらずスモッグに煙った北京の風景です。




滑走路を眺めていたら、あれ、足下になにかが……。




なんと、それは雀の死体でした。
空港に迷い込んで出られなくなったのでしょう。ガラスの外には青空が広がっていても、決して空へは戻れないのです……。これが北京でのラストショット。




飛行機が離陸すると、素晴らしい快晴でした。たった一週間の旅でしたが、様々な物や事や人を見てきました。古い中国、新しい中国、エネルギーに満ちた北京の人たち。しかし巨大国家が抱える様々な問題。束縛された自由、それに反抗する作家達。この旅は僕の人生で、最も楽しくエキサイティングで、そして様々な事を考えさせられた旅でした。映画祭最終日、オタクの少年と話してても彼が口にするのは「日本は良い」「日本には自由がある」「日本がうらやましい」という言葉ばかりでした。日本も本当は理想の国では無いけど、確かに現在の中国と比べたらはるかに自由な国でしょう。だけど、今の日本が失ってしまった「人間の迫力」を、中国の人たちは持っています。これから中国は変わって行きますよ。




北京インディペンデント映画祭の皆さん、本当にありがとうございました。またお会いできる事を楽しみにしております。



おまけ ナスカさんと一緒にスーパーで買い物をしてた時。幼稚園くらいの姉妹がお店の前で遊んでいました。側には両親らしき夫婦がいるのですが子供の事は構っていません。姉妹は放置された段ボールを使って電車ごっこを始めました。姉妹は停めてあったリヤカー自転車に上がり込みはしゃいでいます。と、リヤカーの持ち主のお爺さんが帰って来て大声で子供達を追い払い、自転車に乗って行ってしまいました。子供達の両親は喋りっぱなし。無造作な人間関係が懐かしかったです。僕の子供のころもこんな感じだったなあ。