「最後の物たちの国で」(ポール・オースター)

最後の物たちの国で (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

最後の物たちの国で (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

うむー。なんだか重苦しい気持ちになる話です。だってなんか、完全に別の世界の話とはとても思えないんですもん。ありえる。そう思うと、何とも言えない重ーい気持ちになります。
どういうシチュエーションなのかは各自で考えてください!以上!みたいなスタイルが、この話では重苦しさを増す効果を上げているのでまあ成功なのでしょう。手紙は届いたのか。彼らはどうなったのか。とか。

「重力ピエロ」

ああーもうー、映画の上映期間1ヶ月って短すぎますよー。一生懸命気をつけてないと、あっという間に観そくる。
「春が二階から落ちてきた」
二回あるこのシーンで、春がお兄ちゃんを、家族をどれだけ大切に思っているかが伝わってきましたよ。ああああ!
原作に比べるとちょっと物足りない感がありますが、きれいにまとまってました。お兄ちゃんの心の動きが丁寧に描かれててよかったです。
歩道橋をものすごい速度で歩くシーンと、明日の夜はダメだ!とつっぱねるシーンと、エレベータの前で立ち尽くすシーンと、お前は俺に似て嘘が下手だと言うシーンがよかったです。額縁でお尻を引っぱたくシーンと「ファンタグレープ」で笑うシーンも。あと「自分で考えろ!」と叫ぶ神様も、そういう神様を持っているお父さんも素晴らしい。




春がすっごくきれいな顔してますねー。春とタッキーとウエンツの区別がつかないや。(ひどいな。)
お兄ちゃんだってモテモテそうなのにねえ!フレームレスのメガネがめっちゃぷりちーでした。



(追記:2009/6/14)
出戻りの人(なんか違うが)の喋り方が、どっかで聞いたことあんだよなーとすごくひっかかってたのですが、今思い出しました!
笑う犬の海の家コントの先輩でした。似てますよねえ?(て、誰か答えてくれるのかこの問い。)