東賓街Dongbinjie


テレビの1チャンネルはCCTVの鞍山地方局番組なんですが、朝7時台に「发现鞍山」という番組があります。まあ「Discover Anshan」でしょうか。先学期ですが、鞍山の古い建物や町並みを撮り続けているという写真家が紹介されていました。その中で、「東山賓館DongshanBinguan」というホテルと、その周辺の「東賓街」が出てきました。暮れに、日本語学科の先生たちと会食したとき、その話をしたら、みなさん興味ないようで、ちょっとガッカリした覚えがあります。その番組の中では、満州時代の建物なんかも出てきたんで、その場所なんかを尋ねようと思ったんですが、知らないようでした。まあ、興味ない人にはおもしろくもなんともないですから。で、その「東山賓館」は地図にも載っているので、行ってみました。219公園の正門前から、少し路地を入ったところに、それはありました。1952年、鞍山鋼鉄公司(鞍钢angang)の迎賓館として作られた一連の施設のようです。メインのホテルの後方にあるゲートの中の敷地には、入っていいのかいけないのかわからなかいので、入らなかったのですが、ちょっと高台になっていて、きれいに整備されてました。大きな看板に描かれた地図によると、ゲートの中には4つの建物があるようでした。ホテルの玄関前から120度くらいの放射状の道路と環状の道路で形成された一角が、こんな感じの静かな住宅地です。ここが鞍山?って感じです。この道は、「東山賓館」に向かうメインストリートなので「東賓街(东宾街)」。鞍山に来て、一戸建ての住宅を初めて見ました。今、作られている高級住宅と言えば、高層マンション群を囲む敷地を、公園風にして、ゲートには警備員常駐、といった感じの物ばかり宣伝してます。やっぱり、コンクリートの建物ばかりじゃ、落ちつかないです。ここは、なんか、ホッとする空間でした。散歩している年配の方もチラホラいて、カメラ持ってブラブラ歩いていても違和感ないのもよかったです。
ちなみに、今日はとても暖かく、テレビの字幕では最高気温13℃と出ていました。ただ、しばらく雨が降ってない(鞍山に来て1ヶ月、一度だけお湿り程度に降っただけ)ので、ホントに埃っぽいです。