「よこはま若葉町多文化映画祭*横浜下町パラダイスまつり」最終日

ラオスカフェ&森林保全プロジェクト&テンテンのアメリカ移民系モン族今昔物語&半熟モン☆ーそんなカケルにほだされてー(3日)

昨日の上記プログラムは充実してました。地球の木はJVCラオスの森林保全プロジェクトを支援している関係で、そのプロジェクトについてのプレゼンをして、ラオスつながりで、ラオスのモン族青年のテン・ヴァン氏が、自身のルーツを語る会につなげ、彼の奥さんでダンサーの青山るりこさんのパフォーマンスで地域へ出る・・・、というプログラム。テン・ヴァンが自身のアイデンティティーに関わる話をしたのは初めてとかで、彼のプレゼンの際に通訳の役も務めた奥さんもビックリとのこと。今回のイベントのためにパワポを作るので、初めて向き合うことになったのかもしれません。彼の話によると・・・・、モン族というのは、中国南部・特に雲南省に多くいる少数民族「苗miao」族と総称される人々の一つということになるそうです。ベトナムラオスにも多くのモン族が暮らしているわけですが、ベトナム戦争時に、米軍がベトナム民族解放戦線の補給路「ホーチミン・ルート」を攻略するために、特にラオスの共産勢力に抑圧されていたモン族を利用して、戦争に巻き込んだ経緯があるのです。これは、初めて知りました。彼のご両親は、このとき米軍に協力したモン族の将軍とつながりがあったため、ベトナム戦争終結後、共産国家となったラオス政府の迫害から逃れるため、メコン川を渡ってタイ領に逃げたのだそうです。そのとき、すでに彼は母親のお腹にいたので、難民キャンプで生まれたのですが、その後アメリカに渡って育ち、結婚して日本に来たので、彼自身はラオスには行ったことがない(行こうと思えば行けないことはないらしい)。地球の木のプレゼンの時、興味深そうに観ていた彼の姿が印象的でした。最後に夫婦そろって、モンの民族衣装を着て、若葉町内を練り歩き?して、興味深いプログラムを終えました。参加してくださった方、ありがとうございました。いろいろ発見があったり、楽しめたりで、ラッキーだったんじゃないでしょうか? ちなみに、ラオスカフェで出したフェアトレードコーヒーの「ラオスコーヒー」は、シネマ ジャック&ベティ売店でも売ってます。

今日は最終日・・・打ち上げ

9日間続いた、この「まつり」も、今日で終了です。今日は、ジャック&ベティの副社長所有の16㎜映写機の体験映写「こども16㎜映写たいけん」がありました。子どもが来なかったのは残念ですが、大人にも興味深いものでした。夜7時から打ち上げ。会場前で一品持ち寄りバーベキューです。若葉町の老舗仕出屋「うお時」3代目が、下ごしらえと取り仕切り担当。写真家の今井紀彰さんが買い出しと焼き係を担当してくれました。ちなみに、「うお時」は「頑固焼き(卵焼き)」を、まつり中の毎日提供してくれました。某TVドラマの撮影所にロケ弁出してる、業界では有名な仕出し屋です。今井さんは、土日に「いろラボ・かき氷」を出店。本人曰く「ピュア・ケミカル」の派手な色の着色料で、かき氷に模様を付けて食べるという、「お腹壊すから食べちゃダメ」って、お母さんに言われそうな店出してました。僕たちは、野菜を少々差し入れただけで、ほとんど食べる役。シネマ ジャック&ベティで「バリアフリー映画(視覚障害の人のために、ボランティア『弁士』が付く)」上映後の交流会で来た人や、通りがかりの人も加わって、たくさんの人が楽しませてもらいました。ホント、楽しく過ごせただけでなく、お腹もいっぱいになり、時間のたつのも忘れました。お二人に感謝です。それにしても、通行人の皆さんのお邪魔しました。この「まつり」のメイン会場の「横浜パラダイス会館」と、隣のシネマ ジャック&ベティの入り口の様子がよくわかると思います。みなさま、これからも、お時間があったら足をお運びください。