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2006-10-15

Googleだって、ついていくのにやっとなんだよ

Googleが支払う16億ドルは高いのか安いのか

少なくとも、これを相対価値で量っても意味はない

Googleの株価やイージス艦との比較でそれが正当化されるわけではない

投資は本来、絶対価値で量るべきである

彼らの買った有料ブリッジが、投資した16億ドルを結局いくらにしてくれるかを問題とすべきである

それは難しい問題なのだけれども、期待される収益の確からしさを追求することをもってその行為が投資としてはじめて正当化されるのだ


いろいろな期待や可能性は十分すぎるほどにある

それに比べれば著作権問題は小さく見える

しかし現行の知的財産法の枠組みにおいて、YouTubeの将来価値は不定のものである

むしろ権利者が牙を剥かないようにするネゴシエーション能力が鍵なのだ(YouTubeもGoogleもそのことは理解しているはずだ)


GoogleによるYouTubeの買収が正当化される唯一の事由は、保険である

GoogleはYouTubeに恐怖し、その思想において敗北を認めざるを得なかった

そして、連合の道をとった

これはGoogleにとってNegative Decisionなのだ

具体的対応は異なるけれども、MicrosoftNetscapeに恐怖したと同じように、かれらもYouTubeに恐怖したのだ

僕はここに、Googleの弱さを見た気がする

わずか2年でこのような巨大なメディアハブが出来上がるWebの世界に、Google自身もついていけないのだ

彼らにとって恐怖となる新たなる巨人が、短期間のうちに出現して成長することはない、と誰が言えようか

Webというのは誰も未来を断言できない、そういう世界なのだろう


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