<< 第一章 王宮の戦士たち [一覧] 第三章 武器屋トルネコ >> 昔々ある所にアリーナ姫というそれはそれはおてんばなお姫様がいたそうだ。 その国の王様は姫のおてんばさに頭を抱える毎日。 ある朝、姫を呼びつけたのだった。 「姫様!アリーナ姫様!お父上がお呼びですぞ!」 ここはサントハイムのお城。 アリーナ姫は王様のところへ向かった。 「おお、アリーナか。じいから聞いたのだが、力試しの旅に出たいと申しているとか。」 「ならぬ。ならぬぞ。お前は女。しかも我が国の姫なのだぞ。」 「怪物どもが住む外の世界へ力試しに出るなど、このわしが許さん!」 「よいな?この城から出てはならぬぞ。では下がってよい。…