かんじき

雪の野山を歩くための道具。

多くは木の枝を曲げて輪のようにして用いる。アルミ製もある。

地域によって形状には違いがあり、楕円形や円形、爪付きなどその土地の野山に合わせて発達してきた。

富山県立山町の芦峅かんじきは、厳しい冬の立山で用いられてきたこともあり、多くのアルピニストに愛用されている。

もっとも、積雪地帯では、屋根雪下ろしにも重宝する。

近年、山岳用途ではスノーシューに圧され気味。

かんじき」とは寒敷のことだと思われる。寒敷とは雪国で2〜3月、野山に積もった雪が締まり、上に乗っても足が沈まない状態の積雪のことを指す言葉。つまり「輪寒敷」でその状態のように歩行できる道具ということ。

実際の用途では、かんじきは沈まないという印象よりも雪の中でも足を取られることなく歩ける、つまり、抜きやすいという利点を感じる。スノーシュー、特にブレード型にはないかんじきの機動性の高さはその点にある。

ワカン、わっぱなどともいう。