きれいな核

一般

きれいな核

きれいなかく

 反核運動を行っている一部の反核団体平和団体の主張について、それらの発言に対してうさんくさいと感じる人が使うフレーズ。主として反核団体平和団体に対して、彼らが共産圏の核保有・核実験を非難しない(ようにみえる)際に利用される。

共産党ソ連核実験を容認するかのようにとれる発言について

 旧稿で「1960年代左翼系の平和団体の多くがソビエト連邦中国に対しては反対を表明しないことの弁明として日本共産党が掲げた「社会主義国の核は自衛のため」というフレーズが最初だと言われている。」とあることについて。

(1) 社会主義体制の防衛と世界大戦の防止。渡辺誠毅「核兵器競争か軍縮か」(『朝日ジャーナル』62年8月19日号)には、ソ連は純粋に防衛的目的のための「最小抑止戦略」をとっているのに反して、アメリカは純粋に先制攻撃のための「最大抑止先約」をとっていることが詳細にのべられている。とくにケネディ時代になってからアメリカ核戦争から残ることを目標とし、「一挙にソ連の核攻撃基地をノックアウトし、自らは返り血を浴びぬだけの核攻撃力、いいかえれば相手に数倍する大一撃能力」をもつための「対兵力戦略」あるいは「対戦略基地戦略」へ重大な転換をおこなったという。こうした極度に侵略的な戦略を完成しようとするアメリカ核実験にたいして、ソ連が防衛のための核実験をおこなうことは当然であり、世界大戦の勃発を阻止するための不可欠の措置にほかならない。

http://www.geocities.co.jp/WallStreet/7903/stalin/ussr/ueda.htm

 このように、特定勢力の核実験に反対しながら、他の勢力の核実験に賛成または容認、黙認、無視するといった発言または行動がなされた*1場合、それを批判する際に「共産党ソ連の核はきれいな核だと看做している」というような形で利用する。したがって、「あの団体は反核団体/平和団体なのに、北朝鮮の/中国の核はきれいな核だと看做している」というような利用のされ方が一般的である。

 参考:Google きれいな核

その他

 いわゆる左翼的傾向を持つ人が使う場合もある。その場合も特定勢力の核保有に反対しそれを理由に経済制裁軍事力行使のちらつかせなどをしながら、他の勢力が(NPT体制に違反するなどして)核兵器を保有しても経済制裁などをしないことについて、きれいな核(あるいはそれに類する表現)、を使うことがある。

*1:全体的に見てそれが本意ではないことがある場合も含む。

目次
  • きれいな核とは
    • 共産党がソ連の核実験を容認するかのようにとれる発言..
    • その他