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くも膜下出血

サイエンス

くも膜下出血

くもまくかしゅっけつ

Subarachnoid hemorrhage(SAH)

脳を覆っている「くも膜」の下にある「くも膜下腔」で出血する病気。クモ膜下出血とも表記する。「脳卒中」として総称される病気の一。

原因

約80%は、脳動脈瘤の破裂によるもの。

喫煙、高血圧経口避妊薬なども危険因子とされている。

症状

発症すると、激しい頭痛と嘔吐を伴う。後頭部をバットで殴られたような痛み、という表現がよく用いられる。重症の場合呼吸停止したり意識を失ったりすることもある。

最初の出血で約3分の1が死亡し、約3分の1が後遺症を残し、残りの約3分の1は元気に社会復帰する、と言われている。

一度破裂した後再破裂する可能性が特に6時間以内に高く、医療機関で緊急対応を受けることが重要とされている。

予防法

動脈瘤が破裂する前に発見し、手術を行うことが挙げられる。脳ドックなどでMRA検査を行って発見されるケースもある。また、瘤のできる場所によっては、動眼神経麻痺(まぶたが下がったり、ものが二重に見えたりする症状)が起きる。脳動脈瘤に起因する動眼神経麻痺がある場合、脳動脈瘤の破裂の前触れと考えられるため、破裂を予防するための治療を行うことが多い。