さとりのアトリエ

本作は、東方projectを原作とした、二次創作ゲームである。　２０１４年夏のコミックマーケットで頒布された。
　
ゲームの内容は、お店経営＋タワーディフェンスＳＬＧ。
主人公は古明地さとり。咲夜とアリスと共に、幻想郷の仲間を買収して、トモダチにするのがゲーム目的。
　
ゲームはほぼリアルタイムで進行する。キャラクターを各部門に配置して、仕入れをした素材を加工して商品にする。商品は接客画面でお客に販売され、これによって得た資金で買収したり、お店を拡張できる。
接客といっても、実際はお客をバトルで倒す事である。（物理的に）
　
ほとんどの行動は基本的にオートで行われる。キャラクターは接客、清掃、防犯の３つに配置され、この３部門が実際に接客を行う。（指揮部門も戦闘は可能）他の部門は表に出ず、仕入れや料理、開発などの裏方に回る。
プレイヤーが出来るのはキャラクターの配置場所を選ぶ事と、出現タイミングを操作する事である。
他にスキルの割り振り、お店の拡張と、他店の買収をステージ中で行うので、けっこう忙しい。
　
敵キャラはお客、毛玉、泥棒の３種類。毛玉は清掃ステータスを上げないとダメージを与えにくい。同じく、泥棒は防犯ステータスを上げないとダメージを与えにくい。各キャラによって、ステータスに得意不得意があるので、それに合わせて部門に割り振る必要がある。もちろん、穴があるステータスを補う事によって万能キャラを作ることは可能。
　
雇い入れたキャラクターには人件費が存在し、毎ターンの終わりに費用が発生し、阿求によって（強制的に）取立てされる。
人件費はまとめて払う事もできるが、ゲーム中の選択で利息分だけを支払う事ができ、人件費の元金は借金として加算されていく。この利息分さえも払えなかった場合は、１回目だけは待ってもらえるが、２回目以降に払えなかった時点で即ゲームオーバーになる。
借金のデメリットは、借金が０にならない限りは阿求からの融資が受けられなくなる事。ただ、融資を受けなくても経営は何とかなるので、借金を返済せずにゲームをクリアできてしまう。