しぶんぎ座流星群

サイエンス

しぶんぎ座流星群

しぶんぎざりゅうせいぐん

[学術名] Quadrantids

しぶんぎ座流星群は、毎年1月4日頃に極大を迎える流星群で、8月のペルセウス座流星群や12月のふたご座流星群とならんで、年間の三大流星群の一つ。りゅう座ι(イオタ)流星群とも呼ばれる。

特徴

しぶんぎ座流星群の特徴は、流星が見られる時間が短時間に集中していること。他の流星群が前後数日でも見られるのに対して、しぶんぎ座流星群を観測するチャンスは極大(活動のピーク時刻)を含めて数時間ほどで、その時間をはずすとほとんど見られなくなる。

流星そのものの特徴は、明るいものが多くて速度はどちらかといえばゆっくりであること。条件がよければ1時間に50個程度の流星が見られる。

母天体

天体は諸説あり、まだ確定的ではない。2003年に発見された、小惑星番号196256の小惑星(仮符号 2003EH1)が、近年では有力視されている。ただし、この小惑星が、どのように流星の元となる塵を放出したのかは、わかっていない。

このほか、1490年に一度だけ出現した1490Y1という彗星や、マックホルツ彗星(96P/Machholz)も母天体の候補として挙がっているものの、まだまだ不明な点が多い流星群のひとつ。

その他

しぶんぎ座流星群」は、フランス天文学者ラランドが18世紀の終わりごろに作った星座、壁面四分儀(へきめんしぶんぎ)座がこの近くにあったことに由来するが、1930年国際天文学連合が正式に定めた88個の星座の中に「しぶんぎ座」が入らなかったため、「しぶんぎ座」は現存していおらず、流星群に名前を残すだけのまぼろしの星座である。