たかの友梨ビューティクリニックを経営する人物、「たかの友梨(高野友梨)」氏の詳細や、他に手がける事業などについては、
関連キーワード:『たかの友梨』をご覧ください。
日本のエステティックサロンチェーン。運営会社は株式会社不二ビューティ。1978年創業。
エステデミロードが倒産した際、同社会員への無償サービスを行った。
残業代未払い、マタニティハラスメント、たかの友梨(高野友梨)社長のパワーハラスメントなど
「労働基準法にぴったり沿ったら絶対成り立たないんだな」
「みんな暴き出したりなんかして、やっぱりあなた居た会社潰しても良いの?」
「みんな各店うやむやだよ」
などと発言したほか、
「正義という名を借りて、自分の要求をしてきます。また、長年勤務してくれていたベテランセラピストが、職場にいながら会社に矢を向けています。勤勉で、心あると思っていた社員が、いきなり会社誹謗の反旗を掲げる。創業36年、初めてのことです。」
「会社を誹謗することは、自分のこれまで頑張ってきた道を汚すことだと私は思います。」
などとする、高野代表が全店にFAXした文章を管理職の女性が読み上げる音声データが記者会見で公開され、話題となった。*4(←※ネットニュースサイト『withnews』で聞くことができます。)
同じく仙台店で、長時間の時間外労働を強いられながら残業代が支払われなかったとして、20代の女性従業員と、30代の女性元従業員の2人が2014年10月29日、運営会社「不二ビューティ」に対して、未払いの賃金約1015万円を求める訴訟を仙台地裁に起こした。
訴えによると、従業員は2007年、元従業員は2009年からエステティシャンとして勤務。労働時間は平日と土曜が1日10時間、日曜と祝日は1日8時間と決められていた。法定の週40時間を超えることから、調整のため4日に1日程度、3時間早く終業にするなどのシフトを敷いていた。
しかし、施術を身につけるための「練習」や清掃、顧客の予約管理業務などでシフト通りに終わらないことが多かった。月80〜100時間の残業が常態化していたにもかかわらず、時間外割増賃金(残業代)が一切支払われておらず、「不払いの姿勢は悪質」としている。
元従業員は記者会見で「お客さまのために一生懸命働いたが、本当に労働時間が長く、身も心もぼろぼろだった。会社は私たちを利益を上げる道具としか思っていなくて、残念」と述べた。
不二ビューティ側は「訴状が届いていないので詳細は答えられないが、これまで専門家指導の下、残業代について提示してきた。回答が得られないまま提訴に至ったことは残念。」とコメントした。*9
2014年10月29日、東京都内の店舗に勤務する20代の女性が、マタニティーハラスメントを受けた分の損害賠償200万円と、残業代の未払い分約1400万円を求めて、運営会社「不二ビューティ」を提訴した。
この女性は立ったまま長時間働くエステの仕事に従事していたが、2013年末に妊娠が分かり、2014年5月から負担の軽いフロント業務への転換や、短時間勤務への変更をするよう上司に申し入れたが、「空きはない」と拒否されたり、「妊娠5ヶ月で産休に入らないといけない。復職後はフルタイムの正社員で必ず戻ってこないといけない」などと正しい産前・産後休暇を教えて貰えなかった。
労働基準法では、妊娠中の女性が請求した場合、事業主は軽易な作業に転換させなければならない。
妊娠してから働いている時は、お腹の張りと腰痛がひどく休みたかったが、通常の9時から22時までの仕事を出産3か月前くらいまで続けていたという。「おなかの命が失われるのではと、心配が、自宅安静後も頭を離れなかった」。
また、月60〜200時間程度の時間外労働をしていた過去2年間、3653時間分の残業代が支払われていなかったとして、約1400万円の支払いも求めている。*10
女性が弁護団などを通じて公開した『告白文』には、
・忙しくておにぎり1つ食べられない
たかの友梨、提訴の女性社員が告白「売上のため自分で3重ローン」 - withnews(ウィズニュース)
・定期代4万円のうち、交通費2万円を自己負担しながら通勤した
・売上を達成させる為に、自社商品(使わないコースや美顔器)を自分でローンで買った。手取り月10万程度で、給与(二十数万円)の約半分は会社のために使っていた。
・異動を2日前に告げられ、強制された。引っ越し費用や交通費も自己負担した。
・長時間労働をし、遅番や早上がり、休みの日でも関係なく、サービス労動でタイムカードを押さずに働くことも多くあった。
・お客様に合っていないコースへ誘導したりもした。ペースがゆっくりのコースを受けたい方に、痩身(※客の身体への負担が強いが、単価が高い)を勧めたりした。必要のないパックを勧めたりもした。
・産休をとった人は3、4人しか見たことがない。基本的には妊娠をしたら、みんな退職をしていった。会社はちゃんとした情報をくれない。
といった、切実な実体験が記録されている。
「今までこの会社を信じて身を削り頑張ってきましたが、いろいろと矛盾があったことに気付いてからは、『ブラック企業』ではないかと思いはじめました。これから働く人や、いま働いている人、産休をとる人のため、会社が変わってほしいです。若い女性が中心の会社で、従業員みんなが過重労働がなく、産休を取って安心して働き続けられる会社になってほしいです。「100年企業」をめざす会社のためにも現状を理解し改善していただきたく、今回の裁判を行うことに至りました。」
たかの友梨、提訴の女性社員が告白「売上のため自分で3重ローン」 - withnews(ウィズニュース)
*1:時事ドットコム:「たかの友梨」に是正勧告=仙台店、残業代勝手に減額−労基署
*2:「たかの友梨」研修費天引きで仙台労基署勧告 | 河北新報オンラインニュース
*3:大手エステ内部通報者を詰問か 保護申し立て NHKニュース
*4:たかの友梨氏がパワハラ?「あなた会社つぶすの」 録音データ公開 - withnews(ウィズニュース)
*5:たかの友梨経営会社が文書 「労働基準法順守に尽くす」:朝日新聞デジタル
*6:「たかの友梨」社長:謝罪…社員に圧力 現場の仙台店訪れ - 毎日新聞
*7:http://www.asahi.com/articles/ASGB65DYZGB6ULFA013.html
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201410/2014100600713
*8:<たかの友梨>組合側が救済申し立て取り下げ | 河北新報オンラインニュース
*9:http://www.asahi.com/articles/ASGBY3K1LGBYUNHB009.html
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201410/2014102900250
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20141029-1388932.html
*10:http://mainichi.jp/select/news/20141030k0000m040074000c.html
http://www.asahi.com/articles/ASGBY5JDHGBYULFA017.html
たかの友梨、提訴の女性社員が告白「売上のため自分で3重ローン」 - withnews(ウィズニュース)