主人公のちゆきは1人暮らしで、 大学の勉強とアルバイトに明け暮れる 忙しい日々を送っていた。 そんな彼女には2つの夢がある。 1つ目の夢は脚本家になること。 それは、死んだ母の夢でもあった。 そしてもう1つの夢は ──会ったことのない父親を見つけ出すこと。 残された手掛かりから、 自分が生まれる直前に 母が1本のドラマ脚本を 書いていたことが分かった。 「そのドラマの関係者なら 何か知っているかも……」 そんな時、 そのドラマ関係者の息子たちが集まる 映画制作に脚本家の助手として 参加することになる。 新しい仕事に奔走しながら 情報を探ろうとするちゆきだったが、 いつの間にか仕事とは関係なく …