むかしは「つけペン」というものがあったのだそうだ。なんならいまもある。つかったこと、ないなあ。 *** 万年筆の由来三説。 1 丸善の輸入販売担当が金沢万吉さんだったことから「万さん筆」とよばれ、それがいつしか「万年筆」となった。 2 明治末期に福井商店で輸入していた「NY万年ペン」からきている。 3 内田魯庵が「万年ながもちする筆」ということで「万年筆」と名づけた。 いくつか解釈があるが、万年筆の大文字の歴史は、明治20年、丸屋商社(のちの丸善)の創始者である早矢仕有的が、スタイログラフィックペン―万年筆の原型―を輸入したところからはじまっているという。大正時代から国産品もつくられるようにな…