のまネコ騒動

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のまネコ騒動

のまねこそうどう

キャラクター「のまネコ」の商標登録を巡って起きたネットユーザー側の騒動。


のまネコ騒動〜これまでの経緯

のまネコの発祥からPV収録

2004年10月、「わた」(ハンドルネーム)氏が歌手グループ「O-ZONE(オゾン)」のヒット曲「Dragostea Din Tei(ドラゴステア・ディン・テイ)」の歌詞を日本語に聞こえる様に歌詞を替え*1、「モナー」等と呼ばれるアスキーアート(文字絵)を基にした猫のキャラクター*2を登場させたフラッシュ動画「マイヤヒー」を彼女のホームページ上で公開した。

このフラッシュ動画について雑誌に掲載されると、O-ZONEと楽曲ライセンスを契約していた株式会社エイベックス・グループ・ホールディングスの関係者の目に留まり、フラッシュ動画「マイヤヒー」に楽曲「Dragostea Din Tei」を無断使用していたことは許容され*3、「恋のマイアヒ」として、売り上げが開始される。このとき、「恋のマイアヒ」に収録するPVの為の編集を頼み、「マイヤヒー」の猫キャラクターの目・口等が編集され、一部不適切とさる空耳歌詞も編集した。そうして、「恋のマイアヒ」は日本でもヒット曲として人気を呼び、PVの猫キャラクターを基に空耳歌詞「飲ま 飲ま イェイ!」から米酒を手にした猫「のまネコ」がつくられ、グッズ販売が開始された。*4

商標登録

しかし、エイベックスのまネコ商標登録の発表をすると、ネットユーザーの間で、「のまネコ」がアスキーアートモナー」との類似性を疑念しはじめ、「『のまネコ』が著作権や商標を取得するということにより、アスキーアートのキャラクターなどのインターネット上の『共有知的財産』が企業に独占的に利用され、アスキーアートの使用を妨げられる」等を「のまネコ騒動」の定義にし、主にインターネットの掲示板「2ちゃんねる」の利用者の間で批判が広まった。これに対し、9月7日、エイベックス側はのまネコについて、「インターネット掲示板において親しまれてきた「モナー」等のアスキーアートインスパイヤされて映像化され、当社と有限会社ゼンが今回の商品化にあたって新たなオリジナリティを加えてキャラクター化したもの」と、オリジナル性を主張し、加えて「既存のアスキーアートの使用を制限するものではない」と初めてWeb上に公表した。

尚、法的な解釈として「のまネコ問題」の内容とされるように、のまネコ商標登録によって、アスキーアートの使用ができなくなる」事は無いとされる。また、モナー」は『共有財産』と主張しているユーザーに対し、みんなのものではなく、あくまで著作権は掲示板「あめぞう」で最初に「モナー」を作った作者にあるとされる


エイベックス側の説明は『「のまネコ」が「モナー」のパクリ』等と主張する側から顰蹙を買い、抗議側で一層騒動が大きくなり始めた。不買運動の呼びかけ・手紙等での抗議文など、掲示板等を用いて、ある程度組織的に抗議手段を分担していた様子も伺えた。また、エイベックス等のサーバに不正に接続要求を送り破壊行動を行ったともされる。*5


また、抗議サイトが何件か開設され、『エイベックス著作権違反疑惑「のまネコ」のまとめ*6と題するサイトが「のまネコ」についての情報を頻繁に更新する抗議サイトとして主力となる。同サイトは、のまネコ騒動というネットユーザー側とエイベックス社の軋轢の生じた過程や、アスキーアートについてなど情報を載せるが、「2ちゃんねるユーザーの活動」など、明瞭にサイトの趣旨と関連性が薄い情報までも、"基礎知識"として掲載した。

一方、これらの抗議の目的と内容は明白な纏まりが無く、商標登録の取り消しの他、商品販売の撤退や、伴う謝罪要求するもの等バラつきが見られ、「のまネコ問題」として抗議側で広められた「問題」の内容にも抗議サイトにより問題の解釈が違っていたものも多くあった。


ところで、商品化された「のまネコ」と「『恋のマイアヒPVの猫キャラ」は別猫扱いとされるが、そうした内容が抗議側には伝わらなかったのか、抗議サイトの中には、「PVの猫キャラ」の画像で「のまネコ」等と誤称したサイト*7や、双方を「のまネコ」と混称するサイトがあり、ブログをはじめ、更に以後路上の抗議活動の中でさえも同様の誤解が見られ、報道機関でも同様の誤情報が頻発した。


一方、アスキーアートモナー」自体は掲示板「2ちゃんねる」で作られた訳では無く、原型は掲示板「あめぞう」で書き込まれて誕生し、その後勝手に「2ちゃんねる」掲示板で改変されて使われたアスキーアートであったが、抗議側等はネット上のキャラクター「モナー」が「掲示板『2ちゃんねる』のキャラクター」などとする説明があったなど、あたかも「モナー」が同掲示板利用者または管理者によって独占しているような印象を与えかねない様子も伺えた。

このように実質「『モナー』が『2ちゃんねる』のキャラクター」とされていることに対して、エ社の商標登録の中止を『盗用』を理由に抗議して求めるすることは、「モナー」が最初に掲示板作られた「あめぞう」から「2ちゃんねる」利用者が『盗用』した事と同じだ、などとの批判が相次いだ。


そうした中、「のまネコ」をめぐる抗議側の批判エイベックスだけでなく、同じくのまネコのオリジナル性を主張する「わた」氏にも向けられ、掲示板・ブログ等で「『わた』は死ぬべきである」等との常軌を逸した中傷も相次いだ。また、『「わた」氏が作成した「空耳歌詞」が盗用されたもの』などとする虚偽情報も浮かんだ。

「わた」氏はこの騒動に関し、9月14日、HP「電影駄目虫超」で、のまネコ著作権を所有していない事を説明し*8HPのコンテンツを消去し、事実上サイトを閉鎖されることになった。また、同時にFlash動画のイベント「flash★bomb'05」の参加を断念した。


依然ユーザー側の反発が続く中で、9月24日、インターネット掲示板「2ちゃんねる」の運営責任者・西村博之氏は今月7日におけるエイベックスの公表文を逆手に取り、エイベックス所属の歌手・浜崎あゆみさんの「あゆマーク」に目・米酒等を付け加えた「のまタコ」の商標登録とグッズ展開に問題の有無の確認をとる公開質問状を、7日期限ででエイベックス社に送付し挑発した。

これに対してエイベックス社は回答はせず、この存在を一切考慮しない形を取った。しかし、回答期限を過ぎ、「黙認」された後も実際に「のまタコ」の商標登録とグッズ展開はされておらず、未だその理由も不明であり、また、9月30日にも商標登録の中止と殺害予告の公表により、一時の「のまタコ」による盛り上がりが途端に消失する。

のまネコ」に関する抗議サイト等ではティッシュ・ビラ配り等の抗議活動が呼びかけられ、実際に東京など数箇所で路上での抗議行動が行われるようになった。

商標登録取り下げ・殺人予告

そして9月30日、エイベックスのまネコの図形商標「米酒」の登録の取り下げをすることを発表した。同時に、「恋のマイアヒ」CDへの、Flash動画の収録も中止するとした。こうして「モナー」から「のまネコ」に影響される過程への只中に存在した「『恋のマイアヒPVの猫キャラ」の存在が亡失されることになった。

理由については、『多くの方々が共有財産として楽しんでいる「モナー」等について、私たちが何らかの権利を持っているかのような誤解を完全に払拭できる』ためだとした。

また、依然と同じく「のまネコ」がオリジナル化されたキャラクターであることの主張を変えず、のまネコの製造、販売は以後も継続させるとした。


同時に、当日未明、掲示板「2ちゃんねる」にエイベックス社員に対する殺人予告が投稿された件について、「明らかに不法かつ著しく反社会的であって到底見過ごすことができるものではない」と強く非難し、警察に被害届けを出す措置をするとも発表した。書き込みについては、エイベックス社に要求を挙げ、「AVEX(エイベックス)の社員を刃物で殺害する。最後通告だ」等とする内容だった。

この日はエイベックスに対する抗議活動が、殺害予告の通報を受けた後に警察官が警戒にあたる中で、行われていた。抗議集団は、「のまネコ」ではなく「恋のマイアヒPVに使われている猫のキャラクター」と「モナー」を写し、「この2匹の違い あなたにはわかりますか?」等と記されたビラを配っていた。そのため、同社関係者は「絵は2つとも『のまネコ』ではなく、錯覚を招く」等と反論したとされる。

しかし、翌日にはさらに同掲示板で、「さて、AVEXから発表があった。細かい説明はもう不要。予告どおり実行に移すことを決定した」と前回の予告を遂行することを改めて宣言し、続けて社長を名指しし、「お前の自宅に放火し、一家全員バーベキューにしてやる。社員も松浦も、いつでも狙ってるのでせいぜい24時間気をつけてることだな」などとする辛辣な放火予告が投稿された。通報を受けた警視庁は松浦社長宅を警戒するという惨事にもなり、エイベックス松浦勝人社長は「非常に恐怖を感じる」と精神的な被害を訴えた。

このようなエイベックスへの危害を加える予告の書き込みが10月6日までに5件あったとされる。同じく「(社長の妻に)濃硫酸を浴びせることを思いついた」等と犯行を予告する内容が同じく掲示板「2ちゃんねる」に投稿されていた。

これらのエイベックス社員らの危害予告は社会問題化し、TV・新聞等の多くのメディアで取り上げられる事が必至となった。このような匿名性を利用した卑劣な犯罪の厳しい非難と共に、今後同様の犯罪が増加することを懸念する声が上がった。こうしてエイベックス社と2ちゃんねる利用者の間で対立していた「のまネコ問題」とする対立は、「2ちゃんねる」掲示板が殺害予告が多発する場のしての社会的な問題を起因し、後者の問題に重点が置かれる事が必然的になった。こうして、報道により「のまネコ騒動」の語が広まったのである。

一方、インターネット上に氾濫する様々な情報の元、「のまネコ騒動」を巡る報道には数々の誤情報が錯雑した。「エイベックスのまネコ問題」のサイトではこうした誤情報や表現上の問題などを指摘した。*9 同サイトでは、上述の様な「のまネコ」の誤った説明の他、抗議活動で無許可でビラを配布していた(実際は警察に許可を取ったと説明)、また、「『のまネコ犯罪予告エイベックス内部から」との誤解を招くとされる表現をした記事があったことなどを書いた。

尚、同サイトでは「殺害予告に対する被害届けは提出していない」と主張したが、松浦社長のブログの「警察が(殺害予告などを)『事件』として扱っているので(被害届けは)出さないで良いとい[言]われているだけです」と、被害届けの提出に対しては断定していない曖昧な書き込みのみによる判断で、また、被害届けを提出したと報道する複数のメディア側からそのような"訂正"が無いことから、当該サイトの「被害届けは提出していない」ことは捏造で、実際に被害届けは提出したとされる。


一方で、このような一連の殺害予告等に関する報道について、10月4日、ウェブサイトエイベックスのまネコ問題」を含んだ「のまネコ問題」に関するサイト3件の運営管理者らが、報道機関マスコミへの送付書面に、「このような行動(犯罪予告)が2ちゃんねるを利用している者の総意であると読者及び視聴者が感じてしまうような報道が一部で見受けられる」と批判し、同掲示板の利用者において、「このような犯罪を助長する見識を持つ者が稀である」等との見解を示し、理解を求めた。

ブログ等でも抗議側は、マスコミ偏向報道批判する書き込みがある程度見られた。殺害予告に関して賛同しているような意見は無かったとされるが、中には「エイベックスへの殺害予告に対する通報処置が、同社を批判した抗議集団に対する報復的な措置」「通報によって、被害者面をした」等とエイベックス社を批判するなど、社会的に反する脅迫犯罪への認識が著しく欠如しているような書き込みが少なくなかった。

しかし、殺害予告が報道されるや否や、以後も同様の犯行予告が相次ぎ、エイベックス社の発表によると10月中旬にかけて14件もの危害予告が書き込まれたとされる。また、殺害予告以外にも、エイベックスや同社に関与する人物に対する誹謗中傷など、抗議の範疇を逸脱した悪質な行動が一部で横行していた。辞書的にキーワードを登録できるサービス「はてなダイアリーキーワード」においては、抗議側の主張を肯定した文意やその前提の内容の登録が乱発していた。

10月5日、この犯行予告に関し、被害届けを提出、警視庁赤坂署は4日までにエイベックス社の相談を受け、脅迫容疑で捜査を開始したことが報じられた。

また、松浦社長は会員制サイトのブログで、「むしろ2チャンから派生したキャラクター*10が有名になっていくことに2チャンの方々が喜んでくれるのではとも思っていました。我々の考えが甘かったのかもしれません。そこは素直に謝罪します」と個人的に謝罪。また、「匿名が悪いのではなく、匿名にのっとって普段言えないことを言っている人たち、そして殺人などという反社会的書き込みをする人たちに非があると思います」と、匿名性を利用した犯罪を再度非難し、会員制サイトを退会した。

なお、会員制サイトのブログだったためか、松浦社長のブログに対しては、主に抗議側を非難し、殺害予告に対する同情のコメントがユーザーから数々寄せられた。しかし抗議側のユーザーもおり一部で松浦社長と衝突。松浦社長は自身の顔写真を抗議したユーザーが無断掲載したことに対して反発。「肖像権の侵害。IPアドレスから抗議側ユーザーの居場所がわかる」等と警告し、個人間でも裁判沙汰になる可能性もあった。


一方で、掲示板「2ちゃんねる」では、運営管理者・西村氏が同・10月4日、「人の生命を脅かす行為は当然許されるべきものではなく、発信者情報は当該プロバイダ警視庁に連絡しています」とし、また、2件目の放火予告に関しては、「avex社のグループ会社の会員回線からの犯罪予告」とした。この会社は有線会社USENである。

一方抗議側で、1件目(殺害予告)の犯行予告の書き込みから30日のエイベックスの発表までの時間が刹那的である等とする事から、「エイベックス社の社員が被害を装って自ら掲示板に犯行予告を書き込んだ可能性がある」とする「エイベックス自作自演説」(後に捏造と判明)が浮上した。また、2件目(放火予告)の犯行元が「avex社のグループ会社の会員回線から」との表現など、西村氏の扇動的な論調により、「エイベックス側の自作自演説の可能性が高い」と誤解する人が激増し、掲示板・ブログ等でこの説が飛散した。また、こうした誤解を招くような見出しを掲載したり自作自演説を捏造した新聞も在った。松浦社長はこのような記事に関して、「一生許さない」などととコメントした。掲示板「2ちゃんねる」には、「(殺害予告を)松浦社長に直接指示されてやりました」等とし、松浦社長が「暴力団と深く関係があるのは間違いない」等と中傷を加えた内部告発を装った投稿がされ、一部で騒然となった。*11 この書き込みは、殺害予告を行ったQ容疑者本人が行ったものであることが2006年1月20日わかった。

無論、犯行元が「avex社のグループ会社会員回線」である事が、何ら「自作自演」の可能性が高い事を意味するわけではなく、他でも「自作自演説」の論証可能な信憑性の高い明確な根拠は皆無であったため、抗議者以外の人には結構駁撃されていた。同じく、そういった理由でマスコミにもこの説が取り上げられることは殆ど無かった。しかし、中には「自作自演説」を完全に正しい思っていたことを前提に、これを取り上げないマスコミ批判する書き込みさえもがブログでも見られた。

翻って、当初のまネコ商標登録に対する抗議は、結果的にこの図形商標登録を取りやめることに到達したが、のまネコを巡る批判は完全には一部残った。

PVキャラクターが消え、またPVキャラクターとのまネコが別キャラクターとのことが抗議者にようやく伝わってか、ビラ配り等でも、今まで「『モナー』が『のまネコ』に似ている」とする批判から、今度は「元々『モナー』から『のまネコ』が作られた」ことに批判の焦点を替えた様だった。実際、のまネコ「わた」氏によって作られる過程や、エイベックス社が「『のまネコ』は『モナー』のインスパイヤ」ともしていることから、本当の「のまネコ」を巡る対立の抗議の焦点は後者に置くことが本質的であった。しかし実際、殆ど抗議者らは「『モナー』が『のまネコ』に似ている」との批判に焦点を当てていた。抗議サイトでも「のまネコ」と「モナー」の類似点を挙げたサイトや、「エイベックスのまネコ問題」と題するサイトも、当時は「著作権侵害疑惑〜」との題により、そういった印象を与えていた。後者に焦点を置くとまネコに変貌する過程の説明の必要があるが、単純に「著作権侵害」と類似点を提示した抗議の方が抗議者やそのほかの人にも伝え易かったからと推察できる。それ故に、抗議者が「のまネコ」と誤解していたPVキャラが消え、「モナー」との類似点が示しにくくなった「のまネコ」だけが残ったそのときから、漸く「『モナー』から『のまネコ』が作られた」と批判の対象を替えて行ったと類推できる。しかし、殺害予告等がメディアに伝えられる過程においても、類似点による抗議が前提として伝えられた。

そうして、「のまネコ騒動」とは、「『のまネコ』がネット上で使われるキャラクターに似ていると抗議を起こし、ついには殺害予告で逮捕者までも出した騒動」との概略になった。

まだ批判が残ったことに対して、10月12日、エイベックスは「のまネコ」グッズ販売継続にあたり、当社グループが受け取る予定であった「のまネコ」の商品化に対するロイヤリティーを、ライセンシーより収受しない」と公表した。この理由については「モナー等のアスキーアート文化を一方的に利用したビジネスをしていると多くの方々が感じられる」ためだと説明し、以前の「当社従業員並びに当社代表取締役社長及びその家族に対して度重なる殺人予告」による判断ではないとした。

これによって、ネット上の反応から、「のまネコ騒動」における対立がほぼ収束した。テレビや雑誌等では、以前の商標登録の中止によって収束との見方が多かった。なお、その後も極一部の抗議サイトやユーザー側では、ここでの対立はまだ終わっていないとの見解をサイトやブログ上に表明した。

その後、殺害予告の「エイベックス自作自演説」の発散へと転換する。それに便乗するように、エイベックス所属歌手などの「盗作疑惑」などの批判が広がり、「のまネコ問題」とする問題を纏めてているとするサイト「エイベックスのまネコ問題」も便乗に乗り、数件を更新情報として掲載した。

殺人予告容疑者逮捕後

そして、11月1日、掲示板「2ちゃんねる」で小四女児殺害を予告したとして今月19日に脅迫容疑で逮捕されていた専門学校生Q容疑者(23)が、仙台南署の調べで、エイベックス社員らを殺害するなどと脅迫する投稿を同掲示板でもしたと供述していることが分かった。ここで初めて危害予告を書き込んだ犯人が浮上した。同時に「エイベックス自作自演説」の拡大は著しく矮小化することになった。Q容疑者は「騒ぐのが面白かった」などと供述しているという。また、Q容疑者の自宅から押収したパソコンに脅迫の記録が残っており、仙台南署は今後、警視庁と共同で捜査するとされる。Q容疑者無線LANを悪用し、犯行の足がつかないように投稿をしたとされる。そして、11月22日に、脅迫罪で起訴されているQ容疑者を強要未遂容疑*12で再逮捕した。さらに、12月5日、Q容疑者(脅迫罪で起訴)は10月1日、松浦社長に対して「自宅に放火し、一家をバーベキューにする」(2件目)、また同月3日「妻の頭に濃硫酸を浴びせる」などとした犯行予告を掲示板「2ちゃんねる」に書き込んだとして、脅迫の疑いで再逮捕した。「自分の書き込みに反響が殺到するのを楽しみたかった」等と容疑を認めた。


エイベックスのまネコ問題」サイトでは、数件の危害予告の投稿を公開した。*13

なお、西村氏は10月上旬にも、2件目の危害予告(放火予告)について、犯行元を「avex社のグループ会社会員回線」としていた。これにより、「エイベックス自作自演説」は完全に崩壊し、「★阿修羅♪」 等、他の掲示板では「自作自演説」を信じていた抗議者を批判する書き込みがされた。しかし、抗議者等が書き込んだ情報で、掲示板の投稿の際における投稿者識別キーより犯行予告を行ったものが同一人物との推測は如実となった。 

都府県で、それぞれビラ配り等の抗議行動を呼びかけたサイトは「東京」を除いて2005年内に客観的に更新が停止され、活動が行われなくなった。

2006年1月20日、昨年10月10日にネット掲示板で、「avex[エイベックス]の関係者である私が、松浦社長から直接指示されて(3度に渡る犯行予告を)やりました。」等と書き込み、また「(松浦社長が)暴力団と深く関係があるのは間違いない」等と書き込んだのが、少なくとも3件の犯行予告を行ったとされるQ被告だったことがわかった。この日、警視庁捜査1課は同社社長(41)を中傷する書き込みをしたとして、Q被告を名誉棄損の疑いで追送検したと伝えられた。

*1:「空耳歌詞」と言われている

*2:元々キャラクター化しているアスキーアートに輪郭線を繋げる等の編集が施されたとされる

*3:一般的に著作権侵害となり、訴えられる可能性がある

*4生物学上、ネコアルコールを進んで摂取することは無く、摂取量によっては死に至ることもある。

*5エイベックス社員への殺害予告発覚後から、多くでこのような行為の自主規制を求めて抗議をするように注意が払われた。

*6http://www.bmybox.com/~studio_u/nomaneko/ その後、「エイベックスのまネコ問題まとめサイト」、「エイベックスのまネコ問題」等と頻繁にサイト名を改称。

*7http://nomamirror.hp.infoseek.co.jp/5minutes/5minutesJ.htm など

*8:正確には「著作権」の内の「知的財産権」であるとされる

*9:主な報道機関の誤情報など⇒http://www.bmybox.com/~studio_u/nomaneko/matome/media.php

*10:「モナー」のインスパイヤの「のまネコ」のことか。尚、「モナー」は2ちゃんねるの所有するキャラクターではない

*11:投稿内容:http://www.bmybox.com/~studio_u/nomaneko/kei/2005_10/10.php

*12エイベックス社は殺害予告と商標登録の中止との関係を否定しているため、「強要」では無く「強要未遂」とされる

*13http://www.bmybox.com/~studio_u/nomaneko/matome/yokoku.php

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