
07th Expansion制作の同人サウンドノベルゲーム。
「ひぐらしのなく頃に」と表記されるタイトルの、赤文字で表記された「な」の文字が印象的。
概要
昭和58年の雛見沢村を舞台に、殺人事件に巻き込まれると言う内容。
分岐選択なしにストーリーが展開されるのでゲームではなくノベルと考える向きもあるが、普通の推理小説における「解決編」が前4編には存在しないため、プレイヤーは謎が謎のまま放り出される結果になる。
多くのプレイヤーは読了後、事件の背景や真相を推理することで楽しみを得ており、その部分をもってただのノベルから一線を画し、ゲームと呼ぶことができる。
また、アルケミストから「ひぐらしのなく頃に祭」のタイトルでPlayStation2に移殖された。
詳細はkeyword:ひぐらしのなく頃に祭を参照。
原作ゲーム版
前編
《暇潰し編》を除く前3編は、昭和58年6月初頭から始まる。同じ背景設定、同じキャラクターでありながら、全く異なった展開を見せる。
プレイヤーはそれぞれの展開における事件の真相を推理し、またその展開全てを満たす背景設定を考察することで遊ぶことができる。
後編
「解」は2004年の冬コミ(C67)から2006年の夏コミ(C70)にかけて発表された。
ファンディスク
- 『ひぐらしのなく頃に礼』(コミックマーケット71)
コミック版
鬼隠し編
ガンガンパワードにて2005年春季号〜2006年春季号の間連載。
作画は鈴羅木かりん。
綿流し編
月刊ガンガンWINGにて2005年8月号〜2006年7月号の間連載。
作画は方條ゆとり。
祟殺し編
月刊Gファンタジーにて2005年6月号〜2006年6月号の間連載。
作画は鈴木次郎。
暇潰し編
月刊少年ガンガンにて2006年3月〜10月の間連載。
作画は外海良基。
目明し編
月刊ガンガンWINGにて、綿流し編と替わる形で2006年8月号から連載開始。
作画は方條ゆとり。
罪滅し編
ガンガンパワードにて、鬼隠し編と替わる形で6月22日発売のNo.1から連載開始。
作画は鈴羅木かりん。
鬼曝し編
コンプエースにて、Vol.1(2005年3月26日発売)〜Vol.8(2006年7月25日発売)の間連載。
宵越し編
月刊Gファンタジーにて、祟殺し編と替わる形で2006年7月号〜2007年8月号の間連載。
現壊し編?
コンプエースにて、鬼曝し編に替わる形で2006年12月26日発売のVol.10から連載開始。
作画・ストーリー構成は鬼頭えん。
ドラマCD
- 鬼隠し編 (2005年5月27日発売・ASIN:B0007V1RR2)
- 綿流し編 (2005年11月25日発売・ASIN:B000AY5N58)
- 祟殺し編 (2006年6月28日発売・ASIN:B000FBN3KS)
- 暇潰し編(2006年12月27日発売・ASIN:不明)
主なキャスト
注目の関連商品
正式な表記は、
『ひぐらしのなく頃に』
2006年4月に第1期シリーズとなる放送が開始し、同年9月に終了した。原作は,07th Expansion制作の同人サウンドノベルゲーム。
- 2007年7月から第2シリーズ「ひぐらしのなく頃に解」が放送されている
- 2013年春より、「ひぐらしのなく頃に拡」の放送が予定されている
ストーリー概要
昭和58年初夏。
例年よりも暑さの訪れの早い今年の6月は、
昼にはセミの、夕暮れにはひぐらしの合唱を楽しませてくれた。
人口2千に満たないこの村で。それは毎年起こる。
毎年6月の決まった日に、1人が死に、1人が消える怪奇。
巨大ダム計画を巡る闘争から紡がれる死の連鎖。
昭和中期に隠蔽された怪事件が、蘇る。
陰謀か。偶然か。それとも祟りか。
いるはずの人間が、いない。
いないはずの人間が、いる。
昨夜出会った人間が、生きていない。
そして今いる人間が、生きていない。
惨劇は不可避か。屈する他ないのか。
でも屈するな。
君にしか、立ち向かえない。
公式サイトより