1)第6段 要旨 子というものはなくてありなむ、子供なんかいないほうがましだ、という奇異な話です。どういうこと?と気になります。 そういう「子孫否定」の代表のように書かれてしまった面々の事績など追っかけてみると「子孫否定」を称揚するエネルギーの出どころのほうが気になっていきます。 0)前置き 以下の4点を参照しつつ『徒然草』を、下手の横好き読解しています。①旺文社文庫『現代語訳対照 徒然草』(安良岡康作訳注/1971初版の1980重版版) ②ネット検索 ③『角川古語辞典』(昭和46年改定153版)④中公新書『兼好法師』(小川剛生著・2017初版の2018第3版) 1)第6段 本文 我が身の や…