Mozilla のソースコード公開後、日本国内ではそれぞれ興味を持った人たちが hack していましたがその周辺状況は省きます。
mozdev-j メーリングリストを契機に 米国で開催された Mozilla のソースコードリリース記念のパーティ「mozilla.party 1.0」をもじって mozilla.party.jp 1.0 が開催された際、パーティーを企画した方の中にwww.mozilla.gr.jp というドメインを取得した方がいて、せっかくだからそこでコミュニティーベースでユーザコミュニティや開発者コミュニティ、mozilla.orgドキュメントの翻訳コミュニティを作成しようということになり、そのドメイン上に展開された各サイトで、参加者の各々が各々の活動を行った。
※詳しくはもじら組へようこそを参照のこと
現在も内実は変わらず、個人がそれぞれのディレクトリを共同で管理し、結果散発的にウェブサイトのところどころが継続的に更新されている状態。
時折なにか公的な立場を担う組織と思われるふしがあるが、実際は町内会の寄り集まりと同じような任意団体で、とりあえず現状内部のプロジェクトやサーバスペースの維持管理はボランティアベースで行われている。代表はいないフラットな関係構造。
「組長」という肩書きを持つメンバーがいるが、一種のあだ名で、当初は宴会部長のようなものだった。たしか今の組長は二代目。
ほか
Mozilla Japan が設立され「もじら組はなくなるの?」という質問がなぜか投げかけられているようだが、一部記事にあったような、Mozilla Japan の傘下に入るという表現はあまり正確でない。プロジェクト単位で移籍を行い、言語パックや和訳プロジェクトなど、今後 Mozilla Foundation がリリースにあたってコントロールを強化しようとしている部分に関し、Mozilla Japan を窓口にこれまでどおり/品質的にはこれまでのものに上積したものをリリース出来るように、プロジェクトのメンバーが作業するという形になるだろう。
2004年9月現在、トップページには以下のような文言が掲げられている。
mozilla.gr.jp は、日本での Mozilla 関連の情報発信源として、「まず、これだけは必要だよね」という情報を集めたポータルサイトです。
2007年6月末、もじら組スタッフの一人が、2006年12月のOSC沖縄での素行不良とその後の対応を理由として除名処分となった。