2010/08/26(木)大江淳誠和上(強調は私がほどこしました)以下引用 『最要鈔』に、信心歓喜乃至一念のとき即得往生の義治定ののちの称名は仏恩報謝のためなり。さらに機のかたより往生の正行とつのるべきにあらず。とあり、『口伝鈔』には、されば平生のとき、一念往生治定のうへの仏恩報謝の多念の称名とならふところ、文証・道理顕然なり。と示され、そのほか蓮如上人の『御一代記聞書』『御文章』などにしばしば述べられてあります。 「称名」とは第十八願の上に「乃至十念」とある相続の行のことであって、本願の行者が信心を得たる後に口に南無阿弥陀仏と称える声のことであり、「報恩」とはこれを称える心もちはその称名の功…