たっぷりジムで運動してから、まだ夏日の火照りが残る夕刻、家内と共に桃谷へと向かった。 もともとは金曜夜に二人で訪れる予定にしていた。 予定を変更したのは、二男が急遽帰省すると知ったからだった。 大将に相談したところ、土曜夜なら三人分の席が取れるというので、それで無理を聞いてもらった。 わたしたちが先に着き、まもなく引き戸を開けて二男が店に入ってきた。 この日、早い時間から星光66期の面々と集まって昼から天満で飲んでいたのだという。 酒席が取り持ち中高時代より更に交流が深まって、「いつまでたっても大阪星光は仲がいい」という伝説は本当のことだったのだと、二男もまた当事者として実感し始めている。 学…