Auschwitz
ポーランドの都市オシフィエンチム(Oświęcim)のドイツ語名。原音にちかい表記は「アウシュヴィッツ」
1940年、ポーランドを占領したナチス・ドイツ政府によってここにもともとあったポーランド軍の兵舎を利用して、強制収容所が設置された。
1942年、大規模な拡張がおこなわれ、主にユダヤ人を対象とするヨーロッパ最大の絶滅収容所へと変貌した。ここへはヨーロッパ各地からユダヤ人が移送された。
世界遺産のうち歴史文化遺産(ただし負の遺産)に第1番目で登録された。現在はポーランド国立オシフィエンチム・ブジェジンカ博物館として公開されている。詳細は、中谷剛の『アウシュヴィッツ博物館案内』(凱風社 2005年)が詳しい。著者は、この博物館の唯一の日本人ガイド。