アテ馬

スポーツ

アテ馬

あてうま

主として馬産地における競馬用語。試情馬のこと。


繁殖牝馬が受胎に適した発情状態であることを試す役割を担っている。繁殖牝馬排卵は春から夏にかけて3週間周期で4回ないし5回程度と言われ、排卵後種付けに適した発情期はおおよそ1週間程度。その頃合いを柵越しの実地でアテ馬に確認させる。獣医師による診断精度も上がっているものの、優れたアテ馬の能力には生理学上敵わない部分もあるらしい。高額なサラブレッド生産における繁殖牝馬の受胎は死活問題であり、優れたアテ馬の所有はブリーダーにとっても貴重な財産となる。


アテ馬としての資質は牝馬お選り好みせず我慢強く人間に従順なこと、そして牝馬の発情を見抜く能力が優れていること。必ずしも同種のサラブレッドである必要はなく、またGIホースの種牡馬からアテ馬になるケースも現実に存在する。極限的生理現象を幾度となく強いられる激務から精神的、肉体的にダメージを受けてしまう場合も。彼らはある意味では貴重な専門職ゆえ、名前の持つイメージとは裏腹に牧場での地位は低くなく丁重に扱われているそうです。