アピールプレイ

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アピールプレイ

あぴーるぷれい

アピールプレイとは、野球ソフトボールにおける用語の一つ。

守備側がアウトを成立させることを目的として、の審判員へのアピールを行うこと。

タッグアップ時

頻繁に行われるのが、飛球が捕球された場合の走者のタッグアップ(タッチアップ)に関するケースである。

飛球が捕球されたとき、各走者は元の塁に帰塁する義務(リタッチの義務)が発生する。しかし、リタッチを果たしたかどうかについては、審判員は確認しているものの、自ら言うことはなく、守備側がボールを持ってリタッチの義務が生じていた塁に触塁し、審判にその事を言う(アピールする)必要がある。アピールの結果、リタッチを果たしたと判断すれば審判員は「セーフ」のジェスチャーを行い、リタッチを果たしていなかったと判断すれば、「アウト」のジェスチャーを行い、当該走者はアウトとなる。これをアピールアウトという。

なお、アピールせずに次のプレイが行われた場合、アピールの権利は消滅し、走者の進塁は認められ、三塁走者が本塁に到達していれば、得点も認められる。

なお、守備側には、第三アウト成立後にもアピールすることが認められており、投手を含む内野手ファウルラインを超えて、ファウルゾーンに出る前であれば、第三アウト成立前の得点を、アピールを行うことによって無効にすることもできる。

事例

2012年 済々黌高校 対 鳴門高校
2012年8月13日に行われた第94回全国高等学校野球選手権大会の第6日、済々黌高校(熊本県)対鳴門高校徳島県)戦の7回裏、済々黌の攻撃中一死一・三塁で、ライナーを遊撃手が捕球した。一塁走者はヒットエンドラン、三塁走者もギャンブルスタートによって走り出しており、一塁走者は帰塁をあきらめた。遊撃手一塁手へゆっくり送球し、捕球した一塁手が一塁に触球して一塁走者をアウトにした。三塁走者は一瞬立ち止まりかけたものの本塁へ全力疾走しており、送球が一塁手にわたる前に本塁に到達していた。鳴門高校側はそのまま投手内野手全員がファウルラインを越えたため、アピール権が消失し、それを確認した審判員は三塁走者の得点を認めた。この場合、鳴門高校側は一塁触球により一塁走者をアウトとし、第三アウトを取ったあとでも、三塁に触球し、審判員にリタッチ義務の違反をアピールすれば、第三アウトの置き換え?によって三塁走者をアウトとし、無得点にすることができた。なお、済々黌は5回裏にも一死一・三塁の状況で同様の作戦を行っていたが、このときは球審が本塁生還よりも第三アウトの方が先として退けていた。