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アフガン零年

映画

アフガン零年

あふがんぜろねん

2003年/アフガニスタン=日本=アイルランド/35ミリ/カラー/82分

原題:OSAMA

監督・脚本・編集:セディク・バルマク

提供:アップリンク、ムヴィオラNHKエンタープライズ21

配給・宣伝:アップリンク、ムヴィオラ

タリバン支配下のアフガニスタン首都カブール。父や兄など一家の男性をみな戦争で失った少女は、貧困の中・祖母・母親と3人で暮らしている。女性が身内の男性を同伴せずに外出すると刑罰が加えられるタリバン政権下で、男性がいないということは、仕事に出ることもできず生活の糧を失うことを意味していた。母親は、少女を少年の姿に変えて働きに出すことを思い付く。「ばれたら、タリバンに殺される」と泣きじゃくる少女を、祖母は“虹をくぐると少年は少女に、少女は少年に変わり、悩みが消える”という昔語りの話でなだめながら、そのおさげ髪を切るのだった。(サイトの解説より)

アフガニスタン攻撃後、はじめて撮られた映画。銃痕や爆撃の後が生々しいカブール周辺でロケをされた。

セディク・バルマク監督は、タリバン台頭以前からアフガニスタン映画界をで活躍していが、難民としてパキスタン亡命。そして、亡命中に読んである記事をもとに、この映画の製作を思いついた。その記事とは「学校に行きたいために、髪を切って少年に成りすました少女」のことを扱ったものだった。その行為がばれれば、タリバン政権下では死を意味する。

当初は、主人公の少女に希望を持たせるシーンで終わるはずだったが、編集途中で、監督自身が「今のアフガニスタンに夢や希望はあるのか?」と疑問を抱き、あえて、そのシーンをカットしたという。