いくつか記事を書いたが、おそらく僕の記事に最も多く登場した名前がニール・ヤングだと思う。名を出した回数は間違いなく好意の量に正比例しているはずだが、実を言うとニール・ヤングについて僕はそれほど詳しくはない。どんな生涯を送ったかは勿論知らないし、その曲についてもたぶん半分も知らないと思う。正直に言うと顔でさえ『Comes A Time』のアルバムを買ってそのジャケットを見るまで知らなかったぐらいだ。作品と作者は切り離すべきだという信念はたしかに僕が奉じているところではあるが、それすらおそらく後付けだろう。結局良い作品というのはそれだけで良い。だからどんな人間がそれを創ったかなんて僕はいつも気にな…