アメリカ合衆国大統領予備選挙

アメリカ合衆国において、政党が大統領候補を指名するための予備選挙。
大統領選挙が行われる年の1月から6月にかけて州ごとに順次予備選挙または党員集会を開催して投票が行われる。選挙前に投票する候補を宣言している代議員を選出する間接選挙によって決定される。代議員の人数は人口比例によって各州に割り当てられている。また、党の幹部役員や公職政治家なども特別代議員として参加している。
政党の大統領候補にならなくても本選挙に立候補は出来るが、アメリカは実質的には二大政党制であるため、共和党か民主党の公認を得られなければ事実上不可能である。
州法の規定により、アイオワ州党員集会が最も早く行われ、その1週間後にニューハンプシャー州予備選挙が行われる。先行して行われる2つの序盤州の結果は全体の予備選挙に大きな影響力を与えるとして注目されている。2月の（東部）同時選挙日（ジュニア・チューズデー）と3月の（南部）同時選挙日（スーパー・チューズデー）が大きく注目され、多くの場合、スーパー・チューズデーによって党の大統領候補が事実上決定する。