Arnold Schönberg オーストリア出身の作曲家。 1874年9月13日 、生まれ。1951年7月13日、死去。 12音音楽の創始者。弦楽6重奏曲「浄められた夜」、歌曲「グレの歌」、オペラ「今日から明日へ」、「モーゼとアロン」「月に憑かれたピエロ」などを作曲。
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introduction 本日のプログラム シューマン:交響曲第1番変ロ長調op. 38「春」(マーラー版) 第1楽章:Andante Un Poco Maestoso 第2楽章:Larghetto 第3楽章:Scherzo: Molto Vivace 第4楽章:Allegro Animato E Grazioso ブラームス(シェーンベルク編曲):ピアノ四重奏曲第1番ト短調 第1楽章:Allegro 第2楽章:Intermezzo. Allegro ma non troppo 第3楽章:Andante con moto 第4楽章:Rondo alla Zingarese 総括 前回のプログラ…
プログラム シェーンベルク:グレの歌 プログラム 2019年10月5日(土) シェーンベルク:グレの歌 指揮:ジョナサン・ノット(東京交響楽団音楽監督) 管弦楽:東京交響楽団 シェーンベルク:グレの歌 アルノルト・シェーンベルク(1874~1951)は、20世紀を代表する作曲家の1人で、彼とその必子たちは「第2次ウィーン楽派」として知られています。彼は1899年に強楽大重奏曲「浄夜」で独自のスタイルを確立すると、その後後期ロマン派的な様式から無調へと向かい、さらに12音技法を確立します。 彼の創作は室内楽曲や声楽曲、オペラ、オーケストラ曲など多岐にわたりますが、中でも「グレの歌」は、声楽とオー…
アルノルト・シェーンベルクという人物、 20世紀の現代音楽を語る上では、無視することのできない重要な人物ですが、 正直、苦手に思う方が多数いらっしゃることも事実。 そりゃあねえ、無調とか十二音技法とか、凡人の私には「?」が頭の中で浮かぶことが多いのですけれども、 慣れていけば、それはそれで「なるほど、そういうことか」とスルメイカを食べていくような味わいがあるような。 でもねえ、「浄められた夜」とかのような、後期ロマン主義の音楽の方が、聴いてすぐに耳馴染みがして、直感的には心地よいことも事実。 そこで、最近好んで聞いている作品をひとつ。 その作品名、「室内交響曲第1番」 曲のデータをWikipe…
introduction 本日のプログラム シェーンベルク:浄められた夜 1. Sehr Langsam 2. Etwas Bewegter 3. Schwer Betont 4. Sehr Breit Und Langsam 5. Sehr Ruhig ブラームス(シェーンベルク編曲):ピアノ四重奏曲第1番ト短調 第1楽章:Allegro 第2楽章:Intermezzo. Allegro ma non troppo 第3楽章:Andante con moto 第4楽章:Rondo alla Zingarese 総括 前回のコンサート introduction 新年明けましておめでとうございま…
【日時】2024.2.23.(金・祝)14:00〜 【会場】池袋・東京藝術劇場 【管弦楽】東京都交響楽団 【指揮】エリアフリ・インバル 〈Profile〉 エルサレム音楽院でヴァイオリンと作曲を学んだ後、レナード・バーンスタインの推薦によりパリ音楽院で学んだ。 1963年にカンテルリ指揮者コンクールで優勝し、本格的な指揮活動を始めた。イギリスの市民権を取得している。 1974年から1990年までフランクフルト放送交響楽団の音楽監督を務め、黄金時代を築いた。その後、ベルリン交響楽団(現ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団)の音楽監督(2001年~2006年)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首…
シューベルトのオペラときいてピンとくる方はクラッシク音楽きく方でも少ないのではないでしょうか。 かく云う私もそのひとりです。 もっぱらシューベルトの劇音楽は台本・音楽も含めて駄作という烙印が押され、このジャンルに限らず、未完や断片が多いこともありオペラ劇場の定番演目になっていません。この後に書きますが、作品自体が「オペラ」に期待するものとは違うので、上演にはハードルが高いかもしれません。 先週末の休みを利用して「フィエラブラス」の全曲をききました。 演奏者は以下の通りです。 カール王(バス):ロベルト・ホル エンマ(ソプラノ):カリタ・マッティラ ローラント(テノール):トーマス・ハンプソン …
【主催者言】 現代最高の作曲家の一人であり、LAフィルの「クリエイティヴ・チェア」を務め、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ロンドン響など超一流楽団の指揮台にも招かれるジョン・クーリッジ・アダムズが、ついに都響を、つまり日本のオーケストラを初めて指揮! 最近作《アイ・スティル・ダンス》、ドイツを拠点に活躍目ざましいエスメ弦楽四重奏団がアダムズからのラブコールに応えて共演する《アブソリュート・ジェスト》、そして代表作として絶大な人気を誇る《ハルモニーレーレ》という、管弦楽技法の粋を尽くした逸品ばかりを、アダムズ自身の指揮で聴く貴重な、そして歴史的な機会です! 【管弦楽】東京都交響楽…
◆はじめに この記事はMADMAX2023に提出した「世界限界の向日葵と永劫回帰の櫻」について、解説を加える記事です。本作は芸術を主題としたサクラノ刻を題材にしています。 そのため、通常のMAD以上に芸術的な性質を持たせています。 簡単に言えば、美術史、哲学、詩、音楽等の知識を持つ批評家や作り手が解説を加えることで初めて価値を持つMADと言えます。 これは芸術全般の特徴で、フォービスムが何かを理解せずにマティスを見ても良さが分からない、オランピアの元ネタを理解しなければマネの革新性に気付けない、と同様に視聴者に一定の知識を要求するMADです。 写真が登場するまでの絵画は遠近法、陰影のつけ方等の…
このシリーズ3回目は、生誕150年を迎えます、 アルノルト・シェーンベルク(1874-1951:オーストリア)を取り上げます。 いつものごとく、Wikipedia記事を貼り付けておきます。 ja.wikipedia.org 私としては、彼の作曲作品に関心があるというよりは、案外彼の編曲作品に関心が深いかもしれません。 事実、このBlogでは彼の「室内交響曲第1番」を取り上げた以外は、 ブラームスのピアノ四重奏曲第1番、 ヨハン・シュトラウスⅡ世の皇帝円舞曲と、 彼が書いた編曲作品を取り上げています。 勿論、彼の作曲作品で好きな作品は多数あるのですけれどもね。 その関連したことがあるならば、「私…
【新年の挨拶①はこちら】 ▼タツノオトシゴの子育て(ブログの枕単編) 謹賀新年。旧年中は拙ブログをご愛顧賜り、誠にありがとうございました。本年も旧倍のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。さて、後漢書の李膺伝には黄河竜門の急流を鯉が登ると竜になるという故事が紹介されており、それが「登竜門」の語源になっていますが、この変革期(竜門)に挑戦する者(鯉登り)が時代(急流)を乗り越えて未来(大河)を拓くことができるという有難い教えです。竜(辰)は十二支で唯一の架空の動物ですが、タツノオトシゴ(竜の落し子)は天上の竜が海に産み落とした子の姿のように見えることから命名されたもので(下表写真)、その近縁種…
【日時】2023.11.21.(火)19:00~ 【会場】ミューザ川崎シンフォニーホール 【管弦楽】ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 【指揮】キリル・ペトレンコ 〈Profile〉 キリル・ペトレンコ(指揮)Kirill Petrenko, conductor2019年シーズンよりベルリン・フィル首席指揮者・芸術監督を務める。シベリアのオムスク出身。地元で音楽を学び始め、のちにウィーンで研鑽を積む。オペラ指揮者としてのキャリアはマイニンゲン歌劇場とベルリン・コーミッシェ・オーパーの時代に始まり、2013-20年バイエルン州立歌劇場音楽総監督を務めた。ウィーン、ロイヤル・オペラ、パリ、メトロポリ…
今週は先月投稿しましたアーノンクール/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団による未発表放送録音集の完聴記シリーズVol.2(CD3・4)にお付き合い下さい。 曲目はハイドンのオラトリオ「天地創造」Hob.XXI-2の全曲です。 演奏データは以下の通りです。 (ソプラノ):ドロテア・レシュマン (テノール):カート・ストレイト (バリトン):アンソニー・マイケルズ=ムーア アルノルト・シェーンベルク合唱団 録音:2000年10月22日 アムステルダム・コンセルトヘボウ(ライヴ) 現代オーケストラでありながらも、フレージングなども徹底した古楽奏法を身に付け、アーノンクール節の表現もできるこのオーケス…
20230829(メモ了) WIENER SCHULE String Quartets /LaSalle Quartet シェーンベルク-ヴェーベルン-ベルク 弦楽四重奏曲 1/3 CD1 72:41 アルノルト・シェーンベルク(1874-1951); (1)弦楽四重奏曲 第1番 ニ短調 作品7(1905) <★★★> ①12:01 ②11:51 ③11:52 ④7:32 (2)弦楽四重奏曲 第2番 嬰へ短調 作品10(1907-8) <★★★> ⑤5:57 ⑥6:45 ⑦5:43 ⑧10:55 ソプラノ:マーガレット・プライス(⑦⑧) CD2 62:41 シェーンベルク (3)弦楽四重奏曲…
昨夜のBSプレミアムシアターは鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の演奏でバッハ「ミサ曲ロ短調」を聴いたのだけれど、全然ピンとこなかったネ。世界でも高く評価されているコンビの演奏なのだけれど、以前もこの演奏で有名な「マタイ受難曲」(ヨハネだったかも?)を聴いた時も感銘を受けなかったナ。きっとボクがバッハの宗教曲が理解できないのだろうと思ったけれど、「ミサ曲」の方はブルーレイで録画してあるアルノンクール指揮コンツェントゥス・ムジクムで聴いてみたら美しい! 無骨なBCJとは別の曲のように感じられたのは、合唱が世界のトップクラスのアルノルト・シェーンベルク合唱団だからかな? 聖トーマス…
Wilhelm Furtwängler [1886-1954] introduction ヴィルヘルム・フルトヴェングラーと交響曲第3番嬰ハ短調 ウォルフガング・サヴァリッシュとヴィルヘルム・フルトヴェングラー フルトヴェングラー:交響曲第3番嬰ハ短調 ヴォルフガング・サヴァリッシュ:バイエルン国立管弦楽団 第1楽章:Largo 『宿命 (Verhängnis)』 第2楽章:Allegro 『生命の強制力 (Der Zwang Des Lebens)』 第3楽章:Adagio 『彼岸 (Jenseits)』 introduction ヴィルヘルム・フルトヴェングラーと交響曲第3番嬰ハ短調 今回…
The Impress of Personality in Unwritten Music Percy Grainger 口承音楽の持つ、魅力や個性の特徴について パーシー・グレンジャー著 The Musical Quarterly, Vol. 1, No. 3 (Jul., 1915), pp. 416-435 (22 pages) The Musical Quarterly(季刊誌「音楽」)1915年7月号掲載寄稿 https://www.jstor.org/stable/738152 Contribution from Oxford University Press 本拙訳の原書(PDF…
The Impress of Personality in Unwritten Music Percy Grainger The Musical Quarterly, Vol. 1, No. 3 (Jul., 1915), pp. 416-435 (22 pages) 口承音楽の持つ、魅力や個性の特徴について パーシー・グレンジャー著 The Musical Quarterly(季刊誌「音楽」)1915年7月号掲載寄稿 THE "WRONG NOTE CRAZE" SUCCEEDS THE "RIGHT NOTE CRAZE" 「良い音」の流行り:「ルール通りの音」から「くずした音」へ(全31…