アレッサンドロ・スカルラッティ

音楽

アレッサンドロ・スカルラッティ

あれっさんどろすかるらってぃ

Alessandro Scarlatti(1659-1725)。

パレルモで生まれ、ナポリで死んだイタリア作曲家

アレッサンドロ・スカルラッティは一般的には「ガンジス川に陽はのぼり」などの、古典歌曲作曲家として知られているかもしれない。彼は、チェンバロ曲や合奏協奏曲なども作曲したが、その創作活動の真の中心だったのは、声楽だった。おりしも、イタリアオペラの中心は17世紀中盤には、ヴェネツィアからナポリに移動していた。いわゆる「ナポリ楽派」の誕生であった。その中心的な人物がアレッサンドロ・スカルラッティで、彼は現在、発見されているだけでも60曲以上のオペラや、多数のカンタータなどを残している。

このナポリにおける歌劇運動のなかで、ABA三部形式で書かれ、2度めのAは、旋律に装飾音を加えながら繰り返す「ダ・カーポアリア」と呼ばれる独唱形式や「イタリア式序曲」などの器楽曲形式が確立されて、歌劇が形式的にも整えられたのだった。


また、アレッサンドロは、10人の息子のうちの六男である、ドメニコ・スカルラッティの教育や売り込みにも力を注いだ。