音楽とテクノロジーの両方を知っていることが最高の組み合わせなんだ パット・メセニー・グループのドラマーを10年以上務め、グラミーも4度受賞するなど、現代最高峰と称されるドラマー、アントニオ・サンチェス。映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』において、ドラムのみでサウンドトラックを作ったことも記憶に新しい。彼が昨年リリースしたソロ・アルバム『SHIFT(Bad Hombre, Vol.Ⅱ)』は、ドラムだけでなくさまざまな楽器を自らの演奏で多重録音し、ミックスまで自身が手掛けた意欲作だ。本作のライブのために来日していたサンチェスに、制作について話を聞いた。 Text:Satos…