昔、若いころ本屋さんで、長沢節先生の「弱いから、好き」というタイトルの本を、そのタイトルに惹かれて買い求めた。今でも本当に白眉のタイトルだと思っている。 そこには性差を気にせず、自由に生きたっていいでしょう?という、控えめだけれど強い主張があり、男の人だって弱くて繊細だっていいじゃない?と書かれていた。 見た目ごっついがゆえに女子として大変傷つきやすかった私は思わず膝を打った。 文庫 弱いから、好き。 (草思社文庫) 作者:節, 長沢 草思社 Amazon 弱さというのは守ってあげる人がいれば、繊細な個性として大きく花開くことがある。 つい先日も「ベストヒットUSA」でWham!の特集をやって…