アンリ・ド・レニエ

読書

アンリ・ド・レニエ

あんりどれにえ

(1864-1936) Henri Francois Joseph de Regnier フランスの象徴派詩人新古典主義詩人、作家。

憂愁にして豪奢と評される。永井荷風が私淑していたことでも知られる。

妻は高踏派詩人ジョゼ=マリア・ド・エレディアの次女で作家のジェラール・ドゥーヴィル。

 

作品

『粘土のメダル(土製の賞牌)』

『水都幻談(水の都)』

『翼あるサンダル』

『時間の鏡』

『過ぎし日のロマネスクな詩』

『生きている過去』

『碧玉の杖』

『翌日』

『恋のおそれ』

『ド・ブレオ氏の色懺悔』

『ある青年の休暇』

『深夜の結婚』

『燃え上る青春』

『エルマゴールの物語』

ヴェネチア風物誌』

作品中の言葉が名言として今も多く残されている。

  • 人生には焔の時と死の時がある。なすべき何事もない時は、何もすべきでなはい。
  • 臨終にあって、人の惜しむのははずみからの命ではない、生命そのものだ。
  • 世の中には善人とか悪人とかがあるわけではない。ただ、場合によって善人になったり悪人になったりするだけである。
  • 金銭というものは、他人には幸福に見えるあらゆるものを与えてくれる。
  • 倹約した金は儲けた金である。
  • 孤独とは、わたしたちの心の中で死んでしまったすべての生ける墓だ。
  • どうか僕を幸福にしようとしないで下さい。それは僕に任せて下さい。
  • 友情は永続的なものの感情を与え、恋愛は永遠的なものの感情を与える。しかし、両者とも後に残るのものはエゴイズムだけである。
  • 愛情と欲情が溶け合ったときには、恋はほとんど友情に近い穏やかさをおびる。
  • 自ら苦しむか、もしくは相手を苦しませるか。そのいずれかなしに恋というものは存在しない。
  • 恋の火は、時として友情の灰を残す。
  • 恋における貞節とは、欲情の怠惰にすぎない。
  • 恋は永遠である。それが続いているかぎりは。
  • 恋には経験というものはない。なぜなら、そのときにはもう恋していないのだから。
  • 恋は最も変わりやすいと同時に最も破壊しにくい不思議な感情である。
  • 男がもっとも情を込めて愛している女は必ずしも一番愛したいと思っている女ではない。
  • 男は憎むことを知っている。女は忌み嫌うことしか知らない。
  • 女は情熱を男とともに分かつことよりも、情熱を男にかき立てられることのほうを選ぶ。
  • 女は自分を笑わせた男しか思い出さず、男は自分を泣かせた女しか思い出さない。
  • 女は男より簡単に泣く。そして自分を泣かせたことについて男より長く覚えている。
  • 女は自分を笑わせた男しかほとんど思い出さず、男は、また、自分を泣かせた女しか思い出さない。
  • 女から見て男の最大の難点は彼らが男であることだ。男から見て女の唯一の値打ちは、彼女たちが女であるということだ。
  • 女が鏡に映して自分を見るのは、自分の姿を見るためでなく、自分がどんなふうに他人に見られるかを確かめるためだ。