「 フトボルの神様 」 エレガントなテクニシャンとして攻撃の起点となり、決定的なスルーパスで好機を演出。高い得点能力も有し、しばしば貴重なゴールを決めたインサイドレフト。その卓越したプレーと実績により、ウルグアイで「エル・ディオス・デル・フトボル(サッカーの神様)」と呼ばれた名選手が、ファン・スキアフィーノ(Juan Alberto Schiaffino)だ。 50年W杯ブラジル大会では、事実上の決勝戦となった開催国との試合で0-1のビハインドから同点ゴールを記録。さらに逆転となったギッジャの得点にも絡み、ウルグアイを2度目の世界王者に導くとともに、ブラジル中を失意のどん底に突き落とした。 そ…