正式タイトルは「イルマティック・エンベロープ」。
ラジルギ・カラスで知られる株式会社マイルストーンによる縦スクロール型シューティングゲーム。
2008年6月11日より全国のゲームセンターにて稼動開始。
これまでのマイルシューティングの性格を引き継ぎつつ、随所に新しい試みと面白さとが見られる。BGMや各種効果音は傑出の出来。
本作品の最大の特徴をなすのがこのドールという小型円形の遠隔兵器で、Bボタンによって射出、操作が可能。敵編隊出現位置や大型敵の弱点部分等に自在に重ねることができ、その際の攻撃性能と破壊感とは類を見ない。Aを押すことでドールは攻撃モードとなり、敵に当てることで手裏剣弾を撒き散らす。またAを離すとドールがシールド化し、敵弾をかき消しつつ攻撃力も持っている。
道中には隠しステージへの入口が多数存在しており、そこに自機を重ねることでミニゲームに突入する。敵編隊の全滅、地上砲台の全滅など、それぞれのノルマを達成することで、鍵アイテムを得ることが出来る。鍵アイテムを集めると、何かいいことが起きるという。
自機はショット、ドール近接攻撃、シールドという三つの攻撃手段を持ち、それぞれ、その武装を使用して敵を破壊することで、経験値を稼いで武装を育成することが出来る。どの武装も、育成することで非常に強力なものになる。
とりわけAボタンを離すことで展開されるシールドは、育成することで敵弾をかき消す分裂弾が放出されるようになり、戦闘が非常に楽になる。またシールドのある程度の育成は、真EDルートの為の条件ともなっているようだ。
Aボタンにて発射される自機ショットは、道中の円形数字アイテムによって三つのものに切り替えることができ、それぞれ性能と自機速度とが変化する。
ワイドショット。自機の標準装備だが攻撃力は高く信頼が置ける。自機速度は中ぐらい。
敵をロックするレーザー。武器レベルが上がることで貫通レーザーに変化する。敵をロックするため、ザコの撃ちもらしを減らすことが出来る。自機速度は比較的早くなり、フィールドを自在に動きたい場合には2番装備を選びたい。
敵を貫通しつつダメージを与えるバブルショット。単体の攻撃力は低いが、総火力が高く、またメガロファズのゲージのたまりも良い。自機速度は遅くなる。
ゲージが満タンの時にCボタンで発動することの出来る、異様な外見と音声を伴う長時間無敵攻撃。
敵破壊によってゲージのたまりが早くなり、敵の混み入った状況では連続射出が可能となる。出し惜しみせず使いたい。
また、メガロファス自身の攻撃力は低いが、効果時間中に自機攻撃力が上がる模様で、破壊が早まったり破壊もらしが減る。