スマートフォン用の表示で見る

エディ・コクラン

音楽

エディ・コクラン

えでいこくらん

1938〜1960 数多くの名曲を残した、ロック草創期の大スター。

ミネソタ州の小さな町に生まれ、メジャー・デビューが57年2月。悲劇的な死を迎えたのが60年4月であるため、その活動期間は3年と短かったエディ・コクランだが、幾多の名曲を生み出した。

ストーンズもステージでカバーした「トゥエンティ・フライト・ロック」、ザ・フー子供ばんどのカバーも印象的な「サマータイム・ブルース」、R&Bバンドのハンブル・パイ?布袋寅泰も取り上げた「カモン・エブリバディ」などは、今やロック・クラシックスといえる。

また、ロカビリー風のトリッキーなギターを弾きまくるインスト曲も録音していたり、当時のロック・スターの中でギターにおいても相当な達人であった。リッチー・ヴァレンスの伝記映画『ラ・バンバ』(87)では、現代のギター・ヒーローの一人、ストレイ・キャッツブライアン・セッツァーがエディに扮して弾きまくる姿が印象的。


59年2月、親友でもあったバディ・ホリーリッチー・ヴァレンスらが、ツアー中にヘリコプターの墜落事故で死亡。

当初そのツアーに参加する予定だったエディは大きなショックを受け、ツアーをやめてスタジオ・ワークに専念したいと考えるようになる。

当時のツアーは、ロック・スターと言えども今とは比べものにならないくらい過酷な日程で組まれていた。しかしあと1本だけ、60年2月から「ビー・バップ・ア・ルーラ」で知られるジーン・ヴィンセントらとともにヨーロッパを回る大ツアーの契約が残っていた。

ツアーは熱狂をもって迎えられた(イギリスではジョージ・ハリスンが追っかけをしたそう)が、4月17日、どうしても母親に会いたくなったエディは婚約者とヴィンセントともに一時帰国を決定。ホテルからエディは母親に「もう一度戻って、10週間こなせばもうツアーに出なくてもいいんだ。」と電話した。

しかし空港に向かう車のタイヤがバーストし、街路樹に突っ込んで大破。婚約者とヴィンセントは骨折だけで済みましたが、頭部に重傷を負ったエディはそのまま帰らぬ人となってしまった。