「生きてあげようかな」は筋肉少女帯7枚目のアルバム『エリーゼのために』に収録されている、大槻ケンヂが自殺未遂を繰り返してしまう友人に向けて作った歌だ。 そのことは度々エッセイで言及されていて、彼女は「モケ子」だったり「ケメ子」として登場する。 この先厭なことが幾つも待ち受けているのに生きていかねばならないと思うから人生はつらい。しょうがないから生きてあげるか、ぐらいの態度で臨めば楽になるのではないか、というのが大槻がこの歌に込めた思いだ。 歌の中で自殺願望を抱えている少女は好きな本の間にカミソリを隠して街を歩く。とある理由から空に飛行機を探しながら。少女の恋する男は先立っていて既に天国に居る。…