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カーゴカルト

(一般)
かーごかると

一九一〇年代末、植民地化に伴う文化変容が急速に進んだメラネシア各地、特にニューギニアで発生したもの。「この世の終末がまもなく到来し、死んだ祖先たちがヨーロッパ文明の積み荷を汽船に積んであの世からもどり、住民たちは残らず救われる」という信仰で、住民は各地に祭壇を築いて祖先の到来を待ったが、積み荷を崇拝するので、この名がついた。第二次大戦後は汽船のかわりに飛行機が積み荷を運んで来るというように、内容も変化している。白人に支配されるのはいやだが、その物質文明にはあこがれるという住民心理が反映している。北米インディアンのゴースト・ダンスと共に、文化変容に反発する反文化変容運動の典型。(知恵蔵より)

cargo cult
n. 《Melanesia 特有の》 積荷崇拝 《現代文明の産物を満載した船または飛行機に乗って祖先たちが帰り, 労働の必要がなくなって白人の支配から自由になる日が訪れるという信仰》.(研究社リーダース英和辞典より)

カーゴ・カルト・サイエンス

『ご冗談でしょう、ファインマンさん』最終章「カーゴ・カルト・サイエンス」(カリフォルニア工科大学1974年卒業式式辞)は必読。
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