カウチン

一般

カウチン

かうちん

カナダのバンクーバー島にあるカウチン湖周辺に住むサリッシュ・インディアンたちの伝統的な防寒着のこと。


1800年代から存在がみられる。カナダインディン・カウチン族の言葉で「日のあたる暖かい土地」の意味。

羊毛で編まれたセーターで、狩猟や漁業の時に着用。羊毛が元来持っている油脂成分を除去しない毛糸で編むため、雪や雨など厳しい自然環境の中でも体温を維持して活動できる。つまり極寒の地で生活を営む者にとっては欠かせないアイテムなのである。また、着用すればするほど、毛糸がフェルト状になるため、風を防ぐ効果が高くなる。毛糸は本来、着色しない羊毛を用いるため、生成り、茶、黒などの自然色。編み込む模様も雪の結晶など自然現象が多い。においや清潔感に過敏な現代では、原毛を一旦洗い、においや油分を取り除いてから、風合いを損なわないよう通常の毛糸より大量に油脂成分を加え、セーターに仕立てている。柄によってカナダ系、アメリカ系に分けることが出き、ベーシックな物はカナダ系で、動物やスポーツ物はアメリカ系。